2001年09月議会報告 log

2001年9月

○2番(溝口幸治君)(登壇)
 
 2番議員の溝口です。

 今資料を配っていただいておりますけど、実は私がですね、5年ほど前にアメリカとカナダに行ったときに、ちょうどニューヨークにも寄らしていただきまして、夜景を見に登ったのがきょう破壊をされました世界貿易センタービルです。その時に一緒に行った方がですね、2日前にお亡くなりになられまして、大変御指導いただいた方でびっくりもしたんですが、またその一緒に行った方と登ったその世界貿易センターのビルがあっけなく崩れる姿を見てですね、本当に人の世のはかなさというのを感じまして、1日1日を大切に生きなければという思いを強くしているところです。本当に心から御冥福をお祈りしたいと思います。

 それでは通告に従いまして質問を行います。今回は中学校歴史教科書採択までの過程ということ、1点に絞りまして質問を行います。

 この教科書採択制度については、私は昨年の12月に一般質問を行いました。その中では、過去に行われた教科書採択の流れ、過程についてお聞きをいたしました。ことしの3月には市内在住の2名の方が請願者になられ、私と杉本仙一議員が紹介議員になり、人吉市における中学校歴史教科書採択制度運用の改善に関する請願書を提出いたしました。同じ3月議会に、人吉球磨民主教育を進める会からは、公正な教科書採択等に関する意見書の採択を求める陳情が出されました。また人吉市教職員組合からは、人吉市における中学校歴史教科書採択制度運用の改善に関する請願書について慎重な調査を求める陳情書がそれぞれ提出をされました。
 この一連の動きは、教科書採択への関心の高さを示すものだったといえるでしょう。お手元に資料をお配りしておりますけど、1枚目がその42市町村議会での採択の状況、こういった資料をつけさせていただいております。そして人吉球磨地区では、平成14年度からの人吉球磨の中学校で使用する教科書を教科書採択制度により、8月15日までに決められたようです。全国各地でもさまざまな議論があったこの教科書採択については、NHKのテレビだったと思いますが、東京都の杉並区の採択に至るまでの模様が報道されておりました。この中では、教育委員が採択にかかわり、その当時採択するまでの模様がインタビューなど交え放送されておりました。各紙一面でも採択が行われたことの報道がなされておりました。
 しかし熊本県では、私が目にした資料では資料の2枚目にありますような扶桑社の歴史公民教科書県内では採択校なし、こういったものの程度にとどまったようです。肝心なこの人吉球磨地域ではどのように採択し、どこの出版社に教科書が決まったのか。地元の新聞を見てもわかることができませんでした。その後、教育委員会からも何ら説明もなされておりません。私は一般質問の中でも、今回の採択は教科書制度を十分に見直し、どなたから指摘があっても批判に耐えることができるような情報公開をしながら、採択に取り組んでいただくことを強く要望しておりました。また請願書の採択に当たっては、各議員に熱心に議論をしていただき、請願書の趣旨を十分に御理解いただき、御賛同いただいた議員の皆さん多数おられます。この皆様方にも説明する責任が私にはあります。もちろん請願者をはじめ、子を持つ親、多くの市民も注目しているのであります。
 本来であればですね、今回の採択に関する経緯や結果はですね、請願者にはもちろん、報道機関を通して市民にもいち早く知らせるべきではなかったのか、そのように思います。あの請願書の趣旨は、教科書採択時における教育委員会の任務の徹底と教科書採択にかかわる情報公開を促すものでありました。また請願書に反対の立場で討論された立山議員の発言にも、選定委員の氏名の公表には反対とした上で、むしろ選定の過程や結果についての情報を十分に公開することが大切であろうと言われております。そしてその日の谷岡議員の公正な教科書採択等に関する意見書の採択を求める陳情に賛成の立場の討論の中でも、子育てに直接的に責任を持つ保護者に対しては、教科書要図書選定委員会の議事録の公開と、その公開制が求められていると言えると発言をされております。つまり制度に対する考え方はいろいろあったにしても、情報公開をできるだけ努力してやるというのは、共通の願いであったはずです。それなのに今回の教育委員会の対応には、私は納得がいきません。
 まずは、教育長にどのようなお考えで今回の採択に携われたのか、お聞きをしたいと思います。
 そして、幾つか質問を続けます。
  まず今回の採択と前回の採択とでは、どのような点が違ったのか、また改善はされたのか。大きく違った点はどこなのか、お聞きをしたいと思います。
  次に、3月議会で採択をした請願書がどのように反映をされたのか、お尋ねをしたいと思います。
 請願書の内容を簡単に説明しますと、1つは、学習指導要綱の目標に基づいた内容の比較検討を基本とすること。2つ目は、教育委員会の下部機関選定委員会や調査委員会が答申を行う場合に、絞り込みを行わないこと。3つ目は、教科書採択後は選定委員等の氏名の公表を行うこと。何度も申し上げますが、この請願書の趣旨は、教科書採択時における教育委員会の任務の徹底と教科書採択にかかわる一連の情報公開を促すものです。この請願書を教育長がどのように受けとめられ、そして今回の採択に反映されたのか、お聞きをしたいと思います。最後に、人吉球磨ではどこの出版社の教科書に決まったのか、お聞かせをください。

 次に、市長にお尋ねをいたします。今回の教科書問題をきっかけとして、日本の国内でもいろいろな問題が起こりました。幾つか例を挙げてみますと、文部省での教科書検定中にまだ国会議員でさえも見ることができない段階、いわゆる白表紙の段階で中国や韓国、そしてマスコミに情報が漏れ、新聞がそれを批判をし、新聞に書く特定の人や外国人が教科書について自由に意見を述べることができたのに対し、日本の国民は自分の目で見たり、読んだりできずに自分で判断することすらできなかった。あるいは、我が国の検定を合格した教科書によその国が文句を言って修正を求め圧力をかけてくる。まさに内政干渉としか言えない状態がここ数ヵ月続いておりました。また検定済み8社あるにもかかわらず、ある特定の教科書のみを標的にしたような政治的な中傷、誹謗中傷が新聞テレビマスコミ等で繰り広げられました。この問題は教科書問題にとどまらず、小泉首相が公約に掲げられていた靖国神社参拝に対しても同じような異常な事態が起こりました。尊い命を犠牲に日本のために、家族のために、我々子孫のために戦った戦没者たちに、敬意と感謝のまことを捧げる。日本人として、日本の総理大臣として、当然であると私は考えております。
 このように、教科書問題に端を発し、我が国の歴史認識、靖国神社の問題まで、さまざまな動きがここ数ヵ月出てきております。よその国から我が国のことに関して、内政干渉してくる、それに乗じて一部の国民がヒステリックに抗議行動を起こす。最近このような流れは、根っこにあるものは一緒なんだなというふうに私も思うことはありますが、市長はこの動きをどのように見ておられたのか。またどのようにお考えになっておられるのか、お聞かせください。
 以上、1回目を終わります。
 
○教育長(小林英敏君)(登壇)
 
 溝口議員の質問にお答えいたします。

 今回、8月15日以降採用後の対応はどうしたかという御質問でございます。子供たちの教科書につきまいし、心配していただいている市民であります保護者、また教師、一般の方々に人吉市教育委員会としまして速やかに決定した教科書を報告しなかったことに対し、反省をしております。大変申しわけなく思っているところでございます。またどのような気持ちで採択をしたのかという御質問でございますが、公正、公平にということを心に刻んでおりました。また開かれた選定ということも考えておりました。またわかりやすい子供が楽しく学習できる教科書、このような3つの点を特に注意して選定をしたつもりでございます。
 2番目に、前回と今回の採択についての違いについての御質問でございますが、お答えを申し上げたいと思います。一番大きな違いは教化用図書選定委員会の上に球磨地区教化用図書選定協議会を設置したことであります。これまでは選定委員会が中心になって教科書を選定しておりましたが、その上に協議会を持ってきたということでございます。協議会の役割につきまして、少し説明させていただきますと、規約の第3条に協議会は次に挙げる事務を行うとあります。3つあります、4つありますが、特に(2)教化用図書選定委員会の設置及び教化用図書の採択にかかる同委員会での諮問に関すること。選定委員会への諮問。(3)は教化用図書選定委員会の委員及び教化用図書選定委員会に置く教科書研究委員の委嘱に関すること。研究委員の委嘱ということが役割になっております。また協議会の組織は、14市町村の教育委員長を持ってやっていくとしています。ここが一番かわったところでございます。このことは教化用図書採択が、1、スムーズに行われるように。2、適正、公正な採択が行われるように。3、人吉球磨各市町村の連携を強めるための設置であったかと思います。
 次に選定委員につきましては、前回は共同選定委員としまして、教育委員長代表が2名、球磨教育事務所から所長及び指導課長、指導主事が数名選ばれておりました。今回はそれが改正されまして、新たに市町村の指導主事、2番目に学校教育に専門的知識を有するもの、今回は学校長代表2名選んでおります。3番目に保護者代表2名、今回はPTAの人吉代表、また球磨郡代表から1名ずつ選んでおります。そして14市町村の教育長と計19名の教化用図書選定委員が協議会により委嘱されました。これが前回と今回の違いでございます。
 次に3月議会において、人吉市に中学校歴史教科書採択制度運用の改善に関する請願が採択されたが、この採択にどのように反映されたかということでございます。今議員から指摘されましたように、まず第一歩がよく理解されておらずに、大変御迷惑をおかけしたと思っております。請願内容が3つ重要なことがあったと思います。まず1つは、教科書の採択に当たっては、あくまでも学習指導要領の目標に基づいた内容の資料検討を基本とするということでございました。このことにつきましては、次の6つの観点が、研究委員、採択委員に示され、研究、採択に生かされたところでございます。6つの観点を申し上げますと、1、学習指導要領の目標達成ができるか。2番、各学年の目標及び内容が達成できるようになっているか。これが陳情書の一番のところではないかと思います。3番に基本的事項の定着を図るための工夫がなされているか。4番目に児童生徒の付帯的な学習を促す工夫がなされているか。5番目に人権教育、同和教育の視点から教科書が編纂されているか。6番目に教科書の中に地域性が盛られているか。そういう6つの観点を重要視して選定をいたしました。
 2番目に教育委員会の下部機関、選定委員会、調査委員会などが答申を行う場合、絞り込みを行わないことということがございました。今回は絞り込みは行っておりません。小中学校ともに出版される全教科用図書から採択をいたしました。小学校は14社、中学校は18社でございます。
 3番目に選定委員等については、教育委員会の教科書採択の決定後委員の氏名の公表を行う、ということでございました。これは協議会でこのことは協議されております。採択委員の氏名は発表すると、しかし研究委員については現場の教師であり、今後の活動に支障があるのではないか、また次回の教科書選定のこともあるので、氏名の発表はしないと話し合われております。
 私は人吉市教育長としまして、また採択委員としまして、それぞれの立場で請願について理解し、3回の会議及び人吉市教育委員会においても、機会をとらえ公正、公平な開かれた採択等につきまして発言をいたしたつもりでございます。このことにつきましては、教育長として重くとらえております。
 4番目でございますが、歴史教科書はどこの出版社の教科書を採択したのかということでございます。今回は、中学校歴史教科書は東京書籍を採用いたしました。 

 以上、お答え申し上げます。
 
○市長(福永浩介君)(登壇)
 
 溝口議員からは、教科書の採択の一連の流れの中でいろんなことが起こったということについて、私の見方、考え方を述べよと、非常に難しい御質問をいただいたわけであります。
 しかし私も非常にこの種の事柄につきましては、これはやはり人吉市の市政を預かる責任者といたしましても、ものごとを諸般教化諸問題ばかりでなく、いろんな行政全般にですね、こういうものがかかわっていると可能性もあるということで、そういうことについてはきちっと自分の信念を持ってすべての問題に対する判断をしていく必要があると、こういうふうに思って非常に大切な問題というふうな認識は持っていますが、まだまだ勉強は不十分で適切なお答えができるかどうか、あるいは私の考え方が妥当性がどこまであるかということについては、はなはだ自信のないところでありますが、我が国のいろんな活動、言動に対しまして中国、あるいは韓国からいろんな報道、注文、要求がなされることはたくさんあります。そして日本という国は大変面白い国でありまして、日本でやること、言うこと、やろうとすることが中国、韓国に気に入られそうもないようなことでありますると、そちらの方に非常にこと細かく連絡を取って、ぜひ批判をしてもらえないだろうかというような形のものが相当あるということは、よく知られているこでございまして、その辺は諸外国からいたしますと、第3国に自分の国を批判してもらうようなことを要求するというか、連絡するか、要請するか、そういうふうなことをする日本の国というのは非常に面白い国だなというふうな感じがいたします。
 そしてこの一連の教科書の採択につきましても、私は毎朝ですね、熊本日々新聞と朝日新聞と読売新聞、たった3つですけども時間の許す限り目を通してまいります。その時々、それぞれの新聞の主力、主たる報道、主張はある程度頭に入れているつもりですが、この教科書の採択というようなことについての報道の朝日新聞の報道には、私は非常に注目をいたしました。直感的にこの新聞はどこの国の新聞だろうかというふうなことを感じたわけでありました。今回採択された教科書ということは、学校でしょ、文部省サイドで学校で採択されたというのは、今のような状態で、朝日新聞が心配したような教科書はほとんど採用されないですけども、その時の報道は私は非常に印象的であったわけであります。そしてそのような一連の中国、韓国からのいろんな非難、要請、要求等は溝口議員は内政干渉ではないかというふうにおっしゃいましたが、きれいな言葉で言うと内政干渉だと思いますが、普通に言えばいちゃもんというふうに私は感じてます。小泉総理の15日の参拝についても、いろいろ話があったわけですが、もし人吉の市長が8月15日に靖国神社を参拝するかせんかでもって、大きく報道されるような事態でありますれば、私はどんな批判があっても15日に参拝をしたいと、このように思っている次第であります。そういうことでしかしながら中国、韓国からいろんな非難、報道がなされますが、それはしかし中国においても、韓国においてもごく一部の人だろうと、私は思っております。中国の大方の国民も韓国の大方の国民も日本と日本の国民とそれぞれ友好的な関係をつくっていくと、同じく等しく平和を追求していくと、そういう国民が圧倒的に多いということは、私は信じてやみませんが、そのような一部の報道、政治的な活動等によって、そのような隣国との友好関係を一部であっても、著しく阻害するようなことは、私は非常にまずいことだというふうなことで、今後も私たちは言うべきことはきちんと言って、あるいは聞くべきことはきちんと聞いて、あくまでもこの両国、あるいは近隣諸国と世界各国と有効平和的な関係を構築していく必要があるというふうに思っております。
 冒頭、溝口議員が申されました今回のニューヨークのテロ事件につきましても、私がすぐに思いましたことはもちろんお気の毒、大変だというふうに思いましたが、もし仮に日本がああいうふうなテロに攻撃された場合、日本はどうするかと、どうするのかというようなことを私はまず感じました。アメリカと同じような手段でもって対抗していくのか、日本的にいろいろことを気を使って、日本が攻撃された場合にそういうことをすると憲法に抵触するんじゃなかろうかとか、あるいはもっともっと国民の意見を聞けとか、いろいろ話が出るんでしょうが、そのようなことで日本の国、あるいは日本の国民で我が国をきっと自分の力で守るというような気概というのが、果たしてあるか、なしかというようなことを感じました。
 そういった点で、このような教科書一つ一つもやはり非常に重要でございまして、特に歴史教科書という点で言いますと、人様の国の歴史を勉強することも大事ですけれども、教科書というのは、あくまでも自分の国の歴史といったものが出発点でありまして、その辺を間違わないような教科書の選択をぜひしてもらいたいものだと、私は考えているところであります。
 
○議長(犬童政頼君) 
 
ここで、暫時休憩をいたします。
 
○議長(犬童政頼君)
 
それでは休憩前に引き続き、再開をいたします。

(「議長、2番。」と呼ぶ者あり)
 2番。
 
○2番(溝口幸治君)(登壇)

2回目の質問に入ります。

 まず、市長から今回の教化諸問題に関して、またさまざまな靖国神社等々の問題に関して、どのように思われたかということでお聞きをしました。市長がいろいろと話をされまして、その意見に対しまして私がもう質問するような内容ではなかったと思います。中国、韓国との関係もですね、やはり言うべきことはきちんと言う、聞くべきことはきちんと聞く、そういった姿勢が大事だというようなことを言われておりまして、全く私も同感であります。今回やはり政府の対応もですね、当たり前のことですけど、やはり言うべきことがきちんと言えてないというのが一番の問題だったのかなと思っておりますので、またこれは外務省にでもですね、一緒にまた陳情に行かなければならないかなと思っております。
 教育長には、前回のと今回の採択制度の大きな違いについて、御答弁をいただきました。大きな違いは選定委員会の上に市町村の教育委員長で組織する球磨地区教科書用図書採択協議会、これができたことが一番大きな違いだと、役割は研究委員の委嘱が重要な役割ということで、後は採択にかかる心構えについて教育長の方から御答弁をいただきました。
 そして、この請願書がどのように反映をされたかといったことについても教育長から一定の御答弁をいただきました。その中で研究委員、先生たちの名前は後々の採択の問題、それから出版社との絡みもあって公表しないんだといったことを話し合ったというようなことを言われておりました。
 そして、人吉球磨中学校で使用する教科書はということに関しては、東京書籍に決まったということをお答えいただきました。
 それでは質問に入ります。
 まずお手元に資料をお配りしておりますけど、まずこの東京書籍に決められた理由をお聞きしたいと思います。この東京書籍のやつはですね、これは産経新聞の 13年の4月21日の夕刊だそうですが、原爆投下を正当化、広島は軍都だから被爆、日本側に過ちと記述、広島が軍都だから原爆を落とされたんだというような内容とも取れる記事が教科書の内容があるんだといって、教科書、東京書籍をですね、採択しないようにといった記事のようです。こういった記事もあるわけですが、こういった問題を解決するためにもですね、この採択地区、球磨地区教科書用図書採択協議会、ここでの議論の会議録、それから8社、歴史教科書は8社の中から選んだということですが、8社を分析した、審議した意見書というか、その採択に使った資料、同じく教科書用図書選定委員会、この中で議論された会議録、8社を分析した意見書の提出をお願いしたいと思います。
 私が資料を求めるのはですね、何もその東京書籍を選んだことが悪いといっているのではありません。会議録や8社を比較した意見書、若しくはそれにかわるような資料があればですね、こういった批判がどこからあってもですね、しっかりと議論をして、その教科書を選んだ理由が明確であれば全く構わないわけです。そういった意味でこの資料の提出をお願いします。

 続きまして、請願書についてもう一つ聞いておきたいと思いますが、先ほど御答弁の中でも若干触れておりましたけれど、請願書をですね、これは人吉球磨の共同採択地区ですから、県の教育委員会にどのようにこの請願書が提出をされて、採択したことを話されてですね、そして県はどういう認識だったのか、この採択の重みというか、その協議会での話の内容をもう少し詳しくお聞きをしておきたいと思います。
 それから、市長にお尋ねをいたします。今回の教化諸問題で改めて教育委員の重要性を認識する機会に私は恵まれました。特にこの教科書採択は教育委員の職務権限の一つになっており、教育委員としての重要な職務の一つです。最近読んだ石原慎太郎都知事が書かれている「今、魂の教育の中」には、「少年による信じがたい凶悪犯罪がなぜ次々と起こるのか、それは日本が戦後歩んできた悪しき平等主義の結果、この国の教育が死んでしまったからにほかならない。この日本の崩壊を救う唯一の手だては幼年期から青年期にかけ魂の存在を伝える教育を怠らないことにある。」といったことも書かれておりました。この本もですね、子育てについて書かれているんですが、教師ではなくて、まず自分の子はやはりしっかりと自分が、親が責任を持っていろんなことを小さいころに教えなければならないと、やはり親の存在が大切なんだといったような内容が書かれている本です。市長が常々言われる言葉の一つに、地域に自信と愛情と誇りを持つことということをよく言われます。まさにこの言葉は教育のキーワードの一つになるものと私も考えております。そういったことからも今後教育委員会の果たす役割といったものも非常に重要になってまいります。今議会でも教育委員の任命につき同意を求める議案が提出をされております。
 ここで市長にお尋ねをいたしますが、市長はどのような方が教育委員としてふさわしいのか、そして教育委員に求めるものはどういうものなのか、お聞かせをいただきたいと思います。

 以上、2回目を終わります。
 
○教育長(小林英敏君)(登壇)
 
溝口議員の2回目の質問にお答え申し上げます。

 球磨地区教化用選定委員会で歴史教科書8社の選定につきまして、その経過を知るための記録についてでございますが、議員に依頼されまして10日月曜日の朝、教育事務所にいただきにまいりました。教育事務所といいましても、この階では協議会の事務局になっておるところでございます。担当の記録しかないということで、お渡ししました記録をいただきました。お聞きしてみますと選定委員会の誰がどのようなことを言ったかという記録は準備していないということでございました。また各教科書の選定の理由はまとめてありました。資料として提出をさせていただいておるとおりでございます。これは事務局に責任をもたらせるのではなくて、このような重要なことを私どもが気づかなかった、心配りができなかったということを強く反省したわけでございます。請願の中身ともつながるわけでございまして、市民の方々が本当に期待し願っている教科書を、選定につきまして、その記録をがないということは、これは考えてみますと私たちの責任でもありまして、事務所が忙しいなら、各教育委員会から何人か記録に出るべきだったと反省しておるところでございます。以後このような重要なときには、事務局とも十分連絡を取りまして応援に行くような配慮が必要ではないかと考えているところでございます。
 2番目に、請願書を県にどのように伝えたか、また県の反応はどうであったかという御質問でございます。球磨地区教化用図書選択協議会の事前研修会が平成 13年の8月の6日に実施されました。教育長と教育事務所の指導主事3人ほどが出た会議でございました。その席で人吉市における中学校歴史教科書採択制度運用の改善に関する請願について、私は時間をいただいて紹介をいたしました。今回の教科書の採択は社会の関心も高く、また皆さんが期待しているから、この3つの重点について十分私たちは考えていかなくてはならないのではないかということをお話した次第でございます。それは学習指導要領目標の達成ということと、絞り込みをしない公正な採択であるということ、それから委員の氏名の公表につきましても、その時ちょっとお話をいたしました。そのような席で紹介をいたしました。県に資料を持ってお願いに行ったことではありませんが、県の教育委員会からも3人出席されておりまして、お聞きいただいておりました。

 以上、お答え申し上げます。
 
○市長(福永浩介君)(登壇)


 今回の教育委員の選任について同意を求める案件に関連して、私が教育委員像をどう持っているのかというような御質問でございますが、御承知のように人吉市の教育委員会は5人の委員で構成されておられます。したがいまして基本的には実際に教育の現場に携わられた学校の先生御経験者を半分以上、今3人お願いしておりますけれども、そして後のお2人をそうでなくて民間の方にお願いしようと、こういうまず構成の割合としては、そう考えております。そして3人の学校の先生御経験者の中では、できますれば小学校、中学校、高等学校と、こういうような御経験者がいいのかなというふうに思っていますが、現在は高等学校の御経験者でない3人の先生にお願いをしておると、そしてその5人の中で、できますれば女性の委員さんにお1人か、お2人か、そういうように、これは必ずしも学校の先生とか民間とかいうふうに限りませんけど、5人のうちお2人ぐらいは女性の委員さんがなられたらなと、そういうふうに思っております。現在は男性3人、女性お2人ということでお願いをしているわけであります。今は先生はお2人でしたっけね、失礼しました。
 そして、では人吉市の教育委員像ということで、私まず思いましたことは教育委員ばかりでなく、人吉地方というのは球磨郡を含めて非常に神社仏閣の多い、非常にお寺さんというものの存在が多い気がいたしまして、そのお寺の住職の御経験、見識、考え方、これを教育委員ばかりでなく、その何人かにそういう要職をお願いしたらというふうなことを考えてまして、現在確か願成寺の中村エイコウ住職に人権擁護委員をお願いしてますが、教育委員も最初は永国寺のムラヤスタツジュン住職にお願いを申しまして、この方は1期をお務めになられまして、今後身に道を譲りたいということで、その後任として林鹿寺の安永弁裕さんをお願いをしてきたと、こういうふうなかんであります。
 そして同時に現下の非常に価値観の多様化している中、学校、小学校、中学校含めていろいろ問題も発生をしている、あるいは発生する可能性も含んでおると、こういうことで今回の安永弁裕氏に期待をしている部分と言いますと、やはり私らとは想像もつかないくらい勉強されている方でございまして、その御経験から、そういうふうな教育関係者、あるいは学校の生徒さんたちに触れられる際に、そういう仏教を通して宗教を通してものごとの考え方、あり方、そういうような人間としての生き方、そういったものを説法をされるとか、話をしてもらうとか、そういうことでかなり重要な役割を果たしていただけるんじゃなかろうかなと、こういうふうな気がいたしまして、今回、前回もそうですけども今回も引き続きまして安永弁裕さんにお願いをすることの同意について、ぜひお願いをしたいと、このように提案をさせていただいた次第であります。
 今回の教科書につきましても、いろんな歴史教科書につきまして、私も拝見する機会がありました。拝見して、本当におやっと驚くような期日も確かにあったわけでございまして、そういう状況にあって教科書を選定する教育委員さんもですね、やはりさっき別府議員が、冒頭御質問で財産処分について字引を引いたというふうにおっしゃいましたけども、字引を引くってことは本当に一番大切なことでございまして、そのようなことが習慣的に事実として本当だろうかというふうなこと、まず字引、辞典等を引くという、そういうような原点からですね、きちっと身につけておられるようなそういうふうな方々にぜひとも教科書をつくってもらいたいですし、教科書も選定してもらいたいと、そういうふうなことも願いも込めましてお願いをしている次第であります。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
 
○議長(犬童政頼君) 2番。
○2番(溝口幸治君) 
 
自席から3回目の質問を行います。

 今、市長に教育委員にはどんな方がふさわしいのか、そして教育像といったものをお話しいただきました。非常に教育委員を選任するに当たってもですね、考えられて、人吉のことを考えられて選ばれているんだなという気がいたします。その重みをですね、きょう教育長、教育委員長いらっしゃってますけど、今一度深く心の中に刻み込んでほしいという気が、きょうはしております。
 教育長からは、きょうは何回も反省というかお詫びの言葉が出てるんですが、そのいただきました、この会議録ですね、教育長からお詫びがありましたので余り言いたくありませんけど、例えば人吉の教育委員会に会議規則というのがありますよね、・・・・・の中にありまして、会議録の作成を明記してある。単純に考えまして各教育委員長なり、教育長が入った会議、特に教育委員長が入られた会議であれば、会議規則、会議録なるものがあって当然だと思うのです。多分皆さんも思われていると思いますけど、そういうのがないというのがまず今回請願書まで上げて皆さん方といろいろ議論してきたのに、それが生かされていないということは非常に私も残念です。で、その会議に出てらっしゃったのが、その教育委員長から組織されます球磨地区教科書用図書採択協議会、これに出ていただいたのが教育委員長、そして教科書用図書選定委員会に出ていただいたのが教育長ということになるわけですけど、要はですね、その8社の中から最終的にどういう形で採択をして、例えば8社の中で多数決として、どの本に何票入ったのだと、委員会ではこういう意見が出された、議会では委員長報告なんかありますと、委員からはこういうこういう意見が出され、最終的にはこうなったというような報告があるんですが、そういう資料があればですね、私は何らこの採択というのにですね、質問することもなかったし、それを出していただければ済んだんだと思いますが、そういう資料がないと言うことでありますから、ちょっとお聞きをしておきますけど、まずこの選定理由という一番上につけていただいた書類の中に東京書籍に丸をしてですね、選定理由、東京書籍がいいんだというようなことを前段の部分に書いてありまして、後段に扶桑社の教科書は他社が使っていない歴史用語が頻繁に出てきており、ほかの地域とのつながりの面から扱いにくいといった表現になっております。
 これは最終的に2社に絞ったということなのか、東京書籍と扶桑社のことに2社に絞って最終的に検討されたということなのか、その辺がこの資料からはわかりませんので、私たちが上げました請願書では8社に意見をつけて、いろいろ先生方だとか、PTAの方々だとか、いろんな方から意見を言っていただいて、8社に意見をつけて最終的に教育委員で決めて下さい、そういったシステムにしてくださいと言ったわけで絞り込みは行わないでくださいということを言っておりました。そして教育長の3月でしたか、立山議員の一般質問の中でも、一般質問じゃなくて質疑だったですかね、質疑のときにですね、立山議員から絞り込みはおこなってないんですねと言われたときに教育長の方から、絞り込みは行ってないと言われておりました。この資料からいきますと、この教科書研究委員から教科書用図書選定委員会に上げたときに絞り込みを行ったのか、それとも最終的な協議会に上げる段階で絞り込みを行ったのか、その点についてお聞きをしておきたいと思います。
 次に私がお出しした資料の中でですね、申入書という資料があります。これは歴史教科書問題を考える超党派の議員が文部科学大臣に行ったものですが、会長に中川昭一さん、これは農林水産大臣を務められた方、それから副会長の中に中田宏さん、これは人吉にも非常に縁がある方でございまして、人吉市役所でも一時期一緒に市政にかかわっていただいたという方です。こういう方たちがですね、今回の採択に関してこの3行目、栃木県の小山市や栃木市など2市8町で構成するというところから読んでいただければわかりますけれども、特定の歴史教科書を採択する方針を決定したと、それが翌日に公立中で初の採択へと報道されるや、2市8町の教育委員会には事務が滞るほどの電話やファックスによる採択撤回を求める抗議が相次いだと、さらには三重県の桑名市でも津田学園中学校が特定の教科書を採択したことが報道されるや、在日本大韓民国団は19日授業中にもかかわらず、テレビなどの報道関係者を同行して抗議に押しかけるという事態を引き起こしている。そういったこともあっているわけです。私がたまたま拝見したホームページにはですね、一定の教科書に理解を示し、支持した教育委員会の住所や電話番号、メールアドレスをですね、掲載して全国に抗議の行動をおこすように呼びかけたものまでありました。その教育委員会の方はですね、採択が終わるまで大変な日々を送られたということが載っておりました。正直申しますと、私にもあの請願書を提出した後ですね、請願書を正しく理解できてない方、片寄った思想の方々やマスコミの片寄った報道に洗脳された方々からですね、いろいろと抗議を受けることもありました。教科書採択に直接かかわられた教育委員の皆様方は大変御苦労だっただろうと、変な圧力でもかかったんじゃないかと心配もしておりました。
 そこで教育長にお尋ねをしておきます。人吉球磨でですね、採択に携わられた教育委員会の皆様には、そんな圧力はなかったのか、電話やファックスや自宅にですね、尋ねてこられたり、そういうのがなかったのか。それから教育長と教育委員長に採択の過程についてお話をしていただきますけども、その中で教科書研究委員がですね、上げた教科書がやっぱり一番いいんだという教科書委員が上げた教科書に採択をされたのか、それともそういうことはないと思いますけど、教員同士の仲間意識というか、その今までの馴れ合い主義というか、そういうのに働いて決めたとか、そういうことは冒頭、公正、公平に決めたということがありましたので、ないと思いますが、その辺もお聞きをして最終判断をくだす上でですね、教育長がどういうことを考えて判断をくだされたのかということと、教育委員長もお見えですので、その最終の協議会での採択に至る過程とですね、どういった判断で決定をしたというのをお聞かせいただきたいと思います。それがなければ、この資料だけではですね、やはり今回の採択請願書を上げてまで、教科書問題に取り組んだということが無意味になってしまいそうなので、教育委員長と教育長にお願いをしたいと思います。
 
○教育長(小林英敏君)(登壇)
 
溝口議員の3回目の質問にお答えいたします。

 まず第1番目に、資料の選定の理由には東京書籍と扶桑社とのことしか書いてないが、それはなぜかということでございます。またその経緯はどうなっているかということも含めてお尋ねであったのではないかと思います。この理由書につきましては、いろいろ質問が出たわけでございますが、この2つの質問が非常に多かった、極めて多かったので、この2つの理由しか出ていないと思います。ほかの質問も確かにありました。
 経緯につきまして、どのようにして選んだかということでございますが、私たちには研究委員からA4の資料をいただいております。これは各歴史教科書、各出版社の学習指導要領、それから内容の程度等、3番目に基礎基本の定着、4番目創意工夫等、5番目人権教育、6番地域性、というような観点に分かれた資料をいただきまして、東京書籍はこういう特徴がある。こんなことが書かれているというような研究委員が研究をしたことをずっとこれに書いていただいておりまして、これを私たちは見ながら研究委員の説明をお聞きいたしまして、後で発表が終わりましたときに研究委員に質問がないかという司会者の発言で研究委員で質問をいたしました。そしてお互いに今度は選定のための話し合いをいたしまして、最終的に一つの教科書を選ぶという過程を取りました。
 2番目の御質問は、8社からの採択、8社の採択方法につきまして私たち選定委員が選んで、1冊にしたのを協議会、失礼しました。協議会の方に答申をいたしまして、それを協議会の方で認めるというような形を取っているが、それでは意味がないのではないか、やはり協議会の教育委員長方ででも選定をすべきではないかという御意見ではなかったかと思いますが、そのことにつきましては、また委員長からお答えいただきたいと思いますが、ただ私は選定をしまして感じたことは、今のような方法だけでなくて、19名の選定委員がやはり自分の使命で選定した理由をちゃんと書いて提出をすることが今後は必要ではないかなということを感じました。みんなで選定するというよりも個人がどのような思いで、その教科書を選んだかということを記録に残す必要があるんじゃないかなということを感じました。
 ちょっと質問の意味がわからなくなりまして、申しわけございません。後で御指摘があれば、またお答えしたいと思います。
 次に3番目でございますが、いろいろ要望とか陳情があったのではないかということでございますが、そのことにつきましては私のところに要望書が15通まいっております。これ全部綴っておりますが、要望書がまいっております。それから直接の面接が2団体ございました。私も2団体ともお会いしまして、お話をお聞きしました。非常に紳士的で圧力のかかるようなお話ではございませんでした。また新聞社から8月11日から14日まで3社から電話がありました。申し上げますと朝日新聞、それから共同通信社、日本経済などからでございます。私たちは話し合いをしまして、各教育委員会でばらばらで対応するといろいろ違ったくい違いができるので、窓口を協議会の委員長の球磨村の廣瀬会長のところと、それから選定委員の委員長の須恵村の白濱教育長のところに回しまして、お答えしていただきました。たくさんの要望がございましたけど、電話でいろいろ強い要望とか、・・・・とかいうのはありませんでした。また委員の皆様からもそういうことは聞いておりません。

 以上、お答え申し上げます。  
 
○教育委員長(原田 恭君)(登壇)
 
人吉の教育委員長を仰せつかっております原田でございます。初めまして。壇に立ちますのは初めてでございますので、私のわかる範囲内で御返答申し上げます。

 教科書選定につきまして、今までの選定でなく連絡協議会をつくるということを3月おっしゃっていただきまして、発足しまして、その協議会の一員としまして教科書採択にかかわったわけでございますけれども、協議会が、今教育長からお話がありましたように選定委員会に委嘱をしまして、協議会の委員といいますのが、教育委員長、郡の教育委員長と人吉市の教育委員長でなっておりますので、教育委員長というのは専門的な、教育の専門家ではないわけですね。だからより専門的な教育者でいらっしゃいます教育長で構成しております協議会の方に選定委員会の方に委嘱をしまして、公正、公平に教科書を選定していただきたいということで、その下の段階に研究委員というのを設けました。
 そういう3段階に踏んで、今回の教科書を決定するようなシステムをつくったわけでございますが、研究委員は専門の先生方でなさってますし、その席上で委嘱状を交付しました折にですね、当然学校の指導要領、それから目指す教育目標に沿った選定をしてほしいというようなことを申し上げて委嘱状を渡しました。研究委員の先生方から上がった資料をもとにして選定委員会が選定したわけでございますが、その経緯で議事録があまりはっきりしてなかったということは、これはよくなかったなと思っております。選定委員会からの答申が7月30日の日にありまして、それを受けたのですけれども、その時の模様も議事録がはっきりしてないということで、大体意見が協議しました内容が、このお配りしました教科書用採択協議会の7月30日の模様が書いてあるのがございますが、ざっとこういう意見が皆さんから出たわけでございます。
 選定委員会で上がってきました各教科に関しまして、一つ一つの説明がありまして、その結果数学、国語、理科、社会と、そういうふうな一つ一つ小さな説明をいただきました。選定委員長の方からいただきましてですね、そしてそれに関して私たちは、協議会としましては、それに対する質問とかそういったものを言いましたのが、この協議の内容になっていると思います。この答申をいただきましたので、これを持ち帰りまして、各教育委員会に持ち帰って最終決定をすることにしたわけです。
 8月になりまして、人吉市の教育委員会を開きまして選定委員会の方から、こういう結果が出ておりますけどということで、臨時の教育委員会を開きました。その内容は多分教育委員会の方にちゃんと議事録が残っておると思いますけども、いろんな請願書なども含めてちゃんと決定してあるかということを、委員の先生方から質問もありまして、その辺のところも教育長の、選定委員でいらっしゃいます教育長の方からお答えいただきまして、最終的に選定委員会が選定しました教科書でよかろうということで決定したわけでございます。

 以上でございます。

○2番(溝口幸治君)
 
答弁漏れがあります。絞り込みをやったのかどうかというのはですね、教科書図書選定委員会で8社そのまま協議会に上げたんですか、それとも1社に絞ったんですかというのだけ、お答え下さい。 
 
○教育長(小林英敏君)(登壇)
 
お答えいたします。
 8社全部選定にかけて選定をいたしました。(「・・・・・・・・・・・・・・。」と呼ぶ者あり)
 協議会には、先ほど申し上げましたように、各教科1社だけ、そこに書いております選ばれたものを協議会には上げておりまして、それを認めていただいたということでございます。
 私たちは諮問されておりますので、そのことに対して答申をしたという形で上げているわけでございます。
 以上、お答えいたします。(「議長、2番。」と呼ぶ者あり)
 
○議長(犬童政頼君) 2番。
○2番(溝口幸治君)
 
今の最後の答弁ですね、選定委員会で8社協議をして、1社協議会に上げたと、私はそれが絞り込みであると思っているんです。しかし教育長の答弁からいくと、試問を受けたんだから、1社選んで協議会に上げたんだということですから、この質問を繰り返しても、終わったことですから平行線ですよね。平行線ですから、もうこの辺でやめたいと思いますけど、その経過を先ほどの教育委員長のお話ではその答申を一度人吉市の教育委員会に、臨時教育委員会をしてそこで諮ったんだと、そこで請願書の件も含めて各教育委員からいろいろな意見を聞いて、で、その答申の内容でいきましょうということで最終的に決定したということだったですね、はい。
  私としてみれば、そこは絞り込みだったんじゃないかと思いますし、臨時の教育委員会を開いて決めたということはですね、ちゃんと対応していただいているという気がします。
 ここは議論しても、平行線になるのかなと思いますけど、先ほどの選定理由の中でですね、質問が多かったので、その扶桑社の教科書が質問が多かったと、そういうことで選定理由の中に東京書籍と扶桑社のことで、この理由書になったというのはですね、理由書としてはどうなのかなという気もします。
 それから1つ気になったのは、研究委員から幾つかのチェック項目が挙げられて、それで審議をしたんだといったことをおっしゃってましたけど、あくまでも学習指導要綱に則って教科書を採択してくださいというのが、請願書にはうたわれておりました。この学習指導要綱から、その幾つかのチェック項目にかわったというのは、どういったことなんでしょう。そのチェック項目は誰がつくったんですか。そこだけお聞きします。
 
○教育長(小林英敏君)(登壇)
 
第4回目の質問にお答えいたします。
 チェック項目、これは選定資料となっておりますが、これは研究委員がつくっております。チェック項目といいましてもさっき言いましたように6点選びまして、学習指導要領の目的達成のために各教科書はどのような特徴を持って努力をしているか、これは8社全部別々の用紙にたくさん項目が載っております。それから内容の程度等についても全部たくさん載っておりまして、絞り込みではないと思います。私たちはやはり何か資料がないと、選定ができませんので、研究委員が公平にみんなで話し合って資料をつくっていただいて、それを選定委員に配っていただいて、それを私たちも見ながら研究しながら研究委員の発表を聞いて、最終的に質問をし、私たちが話し合いをして1社を選ぶというような方法を取っております。
 以上、お答えいたします。
 
○議長(犬童政頼君) 2番。
○2番(溝口幸治君)
 
 研究委員がつくったというチェック項目がないと審議ができないとおっしゃっておりましたけど、学習指導要領というのがありますよね、もちろん教育長はよく御存じだと思いますけど、私も持ってますけど、この学習指導要領に基づいて、採択をしてくださいという請願書でございました。それを研究委員さんがチェック項目を決める、じゃあ次の4年後採択するときには、また研究委員さんがかわられてチェック項目がかわるというような解釈になるんじゃないかと私は思うんですよね。
 それが1つと、まあもうぶっちゃけた話申しますと、請願書が生かされてないというようなことが何となく明らかになってきました。生かそうと思っていろいろ対話していただいたんでしょうけど、結果的に御答弁をいただく中で、それは生かされてないなというのが私の印象です。要はその採択の結果がですね、なぜその幾つもある教科書の中から、この教科書を選んだんだと、きちんとその地域の住民の方へですね、保護者に説明ができるようにしてほしいと、採択の理由は公表すれば、それで済むことなんですよね。それが請願書で、それを整備するために請願書を上げたのに、その項目がことごとく無視をされているというようなのが、きょうの質問の中でわかりまして非常にがっかりしているところでございます。
 今回の採択はですね、教育長も教育委員長も大変な苦しさの中でやられて、さまざまな問題が起こってですね、これは大変だったと思います。私もこういうのは大変だったんだろうと思いますけど、私がその今回採択について詳しくお聞きをしたりですね、市長に理想の教育委員像や教育委員に求めるものを質問してきたのは、やはり教育委員会の重要性を私が認識したからだということなんです。この教科書を決める作業ではですね、その選定、教科書研究委員がいろいろチェック項目を挙げる、言いかえれば多数の先生たちが使い勝手のいいように推薦している教科書が選ばれていくような、それが多数決の民主主義のルールだというようなことを言われているような気がしないでもありません。
 そもそもその教育委員制度がですね、教師だけでいろいろ決めるんではなくて、やはり大人のより成熟したというか、知性の判定というか、そういう判断が必要だから、教育委員制度というのがあるわけだと私は思っております。そしてその先生たちはですね、納税者の代表ではないんですよね。この地域で納税者の代表というのは市長なんですよ。その市長が教育委員会、教育長も選べるわけですね、とてもその重みのある仕事だと思います。例えばその氏名の公表にしてもですね、この中で教育委員長、教育委員会の関係者、それから選定委員名簿の中にはPTAの代表、学校の校長先生も挙げられておりますけど、例えば個人のですね、もと校長の小林先生であれば、名前も挙げる必要もないし、いろいろ明らかにする必要もないかもしれませんけど、先程来市長がおっしゃってました、教育委員を選ぶのにも非常に考えて選ばれている、その重みというのはですね、やっぱり公の人ですよね。教育長にしても教育委員長にしても。我々の納税者の代表に選ばれて議会の承認を得て名誉ある職に就くわけですから、もっとその公の人間としてですね、きちんとした対応をしていただきたいというような思いをしております。
 今回のこの件はですね、情報公開という行政の一つの責任を果たすということからもですね、こういう、自分で責任もってこうやって決めましたと、誰が何と言っても、私は教育長の小林が決めました。教育委員長の原田が決めました。そうやって自信を持って言えるものでは、なかなかないような気がしております。くどくど言ってもしようがありませんけど、本当にこの市長の選挙中のキャッチフレーズに日本復興のロマンは人吉からというものもございましたけど、これはまさに教育改革、教育に力を入れるということが最も大切なことだというように私は考えております。いろいろ私どもも同じですけど、プレッシャーがかかったり、いろいろ非難中傷されますけどですね、やはり公の人間ですから、公の人間として勇気を持ってですね、今までの馴れ合いとかことなかれ主義とか、先生たちが挙げてきたけん、これを決めるとか、そういうことじゃなくて、教育委員としての職務の権限の遂行を図っていただきたいと、その歴史を振り返ってみますと、例えば明治維新だとか、坂本龍馬だとか、西郷隆盛が命を懸けて日本のために戦うわけですよね、いろいろやるわけですよね、特攻隊にしてもそうです。日本のために自分の家族や子孫のために、それは好きこのんで行った方はいらっしゃらないかもしれませんけど、大多数はやはり自分の仕事に使命感を感じてですね、命を落としていったという方もいらっしゃるわけです。やはりこの国の荒廃が進まないようにですね、もうちょっと教育長としてですね、公人としてその職務に当たられることをお願いして、かみ合いませんので5回目も終わりましたし、質問を終わりたいと思います。

熱い男溝口幸治の姿をいつもみている事務局スタッフの
ちょっとしたウラ話をご紹介しています。