2001年03月議会報告 2001.3

2001年3月

○議長(犬童政頼君) 2番。
○2番(溝口幸治君)(登壇)
 
2番議員の溝口です。
それでは、通告に従いまして質問を行います。

 まず多門櫓、角櫓、長塀の活用について通告しております。
この多門櫓、角櫓の活用については、平成12年度12月議会で、高瀬議員が質問をされております。高瀬議員のもう一つの質問の方がインパクトがありましたので、お忘れになっている方もいらっしゃると思いますけれども、多門櫓、角櫓に歴史資料の展示はできないかといった内容の質問をされております。その時に教育長の答弁では、歴史資料の展示は構造上の上からも、また防犯、防火の上から考えましても重要な資料を展示した場合、盗難等の不安があり、多門櫓での展示は難しいのではないかと考えておりますと、言われております。
またその後で、今後櫓にふさわしい資料についての展示は検討してみたいと考えているとも言われております。私もすばらしい復元建造物があるのだから、何とか活用できないかといった気持ちを持っております。
 そこで教育長にお尋ねいたしますが、現在の利用も含め、今後はどのように活用されるのか、今後櫓にふさわしい資料についての展示を検討してみたいと考えると12月でも答弁されておりますが、どのような検討をされていくのか、気持ちを切りかえて御答弁をいただければと思います。よろしくお願いいたします。

 情報化の取り組みについて、情報化については、これまでもいろいろな角度から質問をしてまいりました。
平成11年の6月の議会では、インターネットホームページの有効活用、これは、各課にインターネットを利用できる環境を整備すべきだといった内容を含めて質問をいたしました。
平成11年9月議会では、情報化への対応ということで情報教育について、それから庁舎内情報化について質問をいたしました。
 平成12年3月には、6月一般質問その後ということで、当時の郵政相の補助事業への取り組みとインターネット検討委員会のあり方について、そして平成12 年6月には高度情報化への対応として、専任職員の養成と専門家の設置等の考え方を質問してまいりました。
 私がこの情報化にこだわるのは、市民サービスとしてのインターネットの活用は来るべき地方分権の時代にふさわしい簡素で効率的な行政システムを確立する上で、コンピューターの整備の基礎となるものであり、インターネットを軸とする情報技術は21世紀を左右する重要な基盤となりつつあります。インターネットによってあらゆる社会構造に変化が起きている今日、高度情報化はこれからの流れを的確につかみ、時代にマッチした行政運営を進めていくためにも必要不可欠だと考えるからです。
 また情報化かとお思いの方もいらっしゃるかもしれませんけれども、簡単に言いますとインターネットが使えない、パソコンが使えないということは、もう許されない時代、必ず使うことが必要になる、使って当たり前だという時代がもう目の前に来ているということです。 
  私のこの質問に対しては、執行部の方もいろいろと努力をしていただいております。
例えば、教育委員会にインターネットを利用できる環境を整えていただいたり、パソコンネットワーク検討委員会を制定して、現状の調査、専任職員を含めたところの職員研修、庁内覧、庁外とのオンラインなどを検討していただいているようです。
 そこで質問ですが、今年度中に、その検討委員会の報告書が出されるように聞いております。現在わかっている範囲で結構ですので、地域内の情報化はどうするのか、庁舎内の情報化はどうするのかといった検討委員会の報告の内容も含めて、わかっている段階で結構ですので、企画部長にお尋ねをいたします。
 それから、各課にインターネットをできる環境を整えてほしいということは、以前質問をしておりますけれども、いろいろな課に行って話を聞いてまいりますと結構困っているところがあります。
 例えば、ある課では国や県からの事務連絡がメールで来るところも多くあります。メールが来ても企画課に行かなければメールはチェックできません。もしくは企画課の職員の方がいちいち届いたメールを印刷して担当の課に持っていかなければならない。また市役所の中で一番といっていいほど情報を発信していかなければならない観光振興課、企業誘致を抱える商工政策課なども、いまだにインターネットを利用できる環境にはありません。この企業誘致のあり方が、先ほども問われておりましたけれども、このことについては前田副議長が後で質問をされるようですので、深くは申しませんが、企業誘致委託料も大切でしょうけども、最低情報を収集するという手段では、インターネットはもう当たり前になっております。インターネットは欠かせないものになっていると思いますので、そのあたりも副議長にお任せしておきたいと思います。
 建設部管理課ですけれども、ここでは建設業者との間でデジタル写真管理情報基準にのっとり、電子媒体によりますデータのやり取りが始まるそうです。簡単にいいますとカメラで写して、現場を写して今までは写真とかフィルムを持って行っていたのをですね、電子媒体にして、それをデータのやり取りをすると、そういう基準が定められるということで、建設業界も不況の折ですけれども、またまた設備投資を強いられるようです。
 高齢福祉課では、厚生省から支給されたパソコンが現在はインターネットを利用できる環境にあります。主に情報収集、県の介護保健室との情報交換などに利用されております。各課がインターネットを利用して情報を収集したいときに企画課でパソコンを利用しているときには、遠慮しなければならないといった状況も多々あるようです。このような状況からでもわかるように各課で日常の業務の中で支障が出ているのが現状です。
 このような状況については、検討委員会の中でも、恐らく把握はされていることと思いますけれども、インターネットの利用できる環境の整備というのは、1日も早く望まれるわけですけれども、これについてはどのようにお考えになっているのか、これも企画部長でしょうか。よろしくお願いいたします。
以上、1回目の質問を終わります。

 
○教育長(小林英敏君)(登壇)
   

溝口議員の質問にお答えいたします。

 多門櫓、角櫓の活用でございますが、現在は多門櫓、角櫓の活用につきましては、悪天候時を除きまして、土曜、日曜、祭日を含めまして、いつも内部が見ることができるように開放しております。既に、御承知かと思いますが、内部には人吉城の模型や人吉城外絵図の写し、相良家家系図発掘出土品を展示しておりまして、そのような活用をしているところでございます。
今後の活用でございますが、立派な歴史的建造物でございます。大きなイベントはできませんが、小さなちょっとした展示など、また市の行事などには活用していきたいと思います。

 また今までもしたことがありますが、子供の展示会などもできましたら、していけばどうかということを考えているところでございます。
以上でございます。
 
○企画部長(井上亮二君)(登壇)

溝口議員の質問にお答えいたします。

 私の方に、検討委員会の報告内容と今後の対応、それとインターネットの各部課等への設置ということでございますが、まず検討委員会では国が示しました整備項目のほかに人吉市ではどのようなシステムが考えられるのか、内部事務、外部機関及び個人等の接続、個人認証研修の3班に分かれて検討してまいりました。
 報告内容につきましては、ただいま整理をしておりまして、検討いたしました内容を申し上げますと、まず内部事務班ではネットワークの活用によって高度化、効率化を図ることが可能となると考えられる内部事務、例えば電子認証、電子決済の導入や庁舎内の連絡文書電子化をするなど、9項目につきまして。
また外部機関及び個人等の接続班では、地域情報化を推進し、積極的に市民に情報を提供を行っていくにはどのような整備が必要かということで、住民情報システムの構築、OA化の推進、また先ほど議員が申されました福祉、保険、産業、消費生活、まちづくり関係業務への適用とか、そういうものの6項目について検討しております。
 ただ個人認証研修班では、地方公共団体に対する申請、届出等のオンライン化をするためには申請者が発信した文書が、真に当該者であるかどうかの確認や、文書等が改ざんされていないか等の証明になるということで、法的な整備が必要ではないか等を検討いたしておりまして、全体会におきまして今後の課題として、先ほど2点目のインターネットの各部への設置等もここに含まれてますけども、国の総合行政ネットワーク計画に対処するためには、早急な取り組みが不可欠であり、パソコンの整備、庁内LANの整備、インターネットの各部等への設置は、職員研修を含めて検討する必要があると、情報化に向けた対応として庁内の組織体制づくりが急務であるということで、一応これらをまとめまして今月中に事務改善審議会会長に報告することにしております。
以上、お答えします。
 
○議長(犬童政頼君) 2番。
○2番(溝口幸治君)(登壇)
 
2回目の質問です。

 まず、多門櫓、角櫓の活用についてですが、教育長の方から現在の活用については、悪天候を除いた日には、内部が見えるよう開放しているというようなお話がありまして、人吉城の模型、それから相良家の物などを展示していると、今後は子供の展示会なども検討したいということで、だいぶ前向きな御答弁をいただいております。もう少し突っ込んでと言うか、少し角度をかえて質問をしてみます。
 教育委員会が現在管理しております、この歴史建造物を管理という見方から、人吉にある観光資源を活用するという見方から見たときにはですね、非常に魅力的な建造物になるわけです。市内を回遊する観光コースとしても十分に開発する要素を含めた建造物になります。
 その要素として、まずは皆さん御存じのとおり熊本景観賞を受賞しているということ、それからテレビ、新聞、雑誌でも何回も取り上げられ、今や人吉市のシンボル的な風景になっております。また人吉を訪れる方たち、特に宿泊客にはよく目につきますし、観光業者の方からお話を聞きますと、ほとんどのお客さんがあれは何ですかと聞かれて興味を示されるということです。
 私もたまに人力車を引くことがありますけれども、人力車に乗せるお客さんがやはり「あれは何ですか、何が入っているんですか。」と、よく聞かれております。それに近くには駐車場も隣接しておりますし、とても利便性がある施設だと思います。
 このように観光資源として捉えると好条件に恵まれ、魅力的な建造物だと考えます。もちろん観光に携わる方々も有効に活用できないか、有効に活用してほしいといった要望を長年持っていらっしゃるわけですけれども、そういう意味からももっと教育委員会の管理だけではなく、有効に活用できないかと考えるわけです。
 例えば、歴史資料の展示、このことについては先の議会でも防犯、防火の面からも難しいといったことが出されておりましたけれども、長期間の展示が無理であればですね、短期間の展示、人吉市で開催されるイベントや祭りなどにあわせてですね、短期間でもよいから開催をしてみるといったことはできないでしょうか。
 12月の総務文教委員会の中で、ひな祭りにあわせて、この多門櫓に歴史資料の展示を行ったらどうかといったことも、質問しておきましたけれども、実現はしていただけませんでした。ちなみに石野公園のひな祭りの展示場には、櫛、相良家所有といいますか、その歴史資料の櫛やかんざしを横の方にちょっと飾ってあるようです。また、その歴史資料の展示にあわせてですね、郷土の偉人の紹介を1ヵ月単位などでですね、ローテーションで組んで行ったらどうかということも考えております。
私もいろいろなところに行かせていただきますけども、その土地の有名人とか、偉人とかの紹介には結構興味を示すものでですね、ああここには、この人がいらっしゃったのかと、この人の出身地かといったことを感じてくるわけです。相良家にまつわる有名な方々のパネルなどを準備してですね、それをローテーションを組んで飾るなど、そういうことも実施すると観光客には喜んでいただけるのではないかと思います。
 教育長にお尋ねいたしますけども、先ほどの答弁からもう少し突っ込んで新たな管理というよりも活用といった見方から、そういった企画は考えられないのか。
また防犯、防火、盗難等の不安があるので、難しいと言っておられましたけども、例えば短期間だと警備を雇うこともできますし、照明などもそれなりの設備ができるのではないかと思いますけど、そういったことは文化庁の指導や法律で展示ができない。そういう、もし決まりなどがあればですね、そのあたりもあわせてお聞きしたいと思います。

 情報化への取り組みについて、2回目の質問です。
 パソコンネットワーク検討委員会の方で検討されていることについて、部長の方から御答弁をいただきました。パソコン、それから庁舎内のLANの整備について職員研修を含めて、やはり今後本格的に行わなければならないといった内容の御答弁だったと思いますけれども、今まではですね、各課から優秀な職員の方に出ていただいて検討委員会を組織して情報化について検討をしていただいてきておりました。それでは、先ほどの部長が言われた地域の情報化については、じゃ、今度どこの課が責任を持ってやるのか。庁舎内の情報化はどこが対応するのか。
 当初予算で上がっておりますIT講習会は、現在は生涯学習課と企画課が窓口で対応しておりますけども、地域の情報化に対応するために本当に今のような対応の仕方でいいのかといった疑問を感じるわけです。
情報化についての議論を深めていく中で、地域の情報化、職員の研修やLANを含めた庁舎内の情報化、ホームページの活用など、さまざまな問題があったので検討委員会をつくって調査をし、検討をしてきたわけです。今までは検討委員会で対応していくことでよかったと思うのですが、これからはどうしても検討委員会では解決できないことが検討委員会の報告にも上がってくると思われます。これからは、検討委員会のメンバーや企画課や総務課の職員の方がですね、ほかの仕事と並行しながら取り組んでいくということは、私は不可能に近いと考えております。
 IT革命に対応した地方公共団体における情報化施策等の推進に関する指針というものが出されておりますけども、その中には地方公共団体の電子化、電子自治体の実現に向けて、電子自治体構築の整備項目が指摘をされております。
 基盤整備としては、県は庁内LAN、一人に1台ずつパソコンを整備、住民基本台帳ネットワーク構築、総合行政ネットワークシステムを平成13年度中に整備するようになっております。
一方、市町村は、これらの整備を平成15年から16年の間に実施するように示されております。ちなみに、昨日別府議員が質問されておりました総合型GIS、総合型地図情報システム、これも県では15年に整備を完了し、市町村では16年までに整備を完了するような計画のようです。平成15年、16年にはいやでも一人に1台パソコンを整備しなければなりません。現在は郵送で来ている国や県からの文書も間違いなくメールで来ます。それに対応するためには、もちろん職員の研修も必要でしょう。早い段階で準備を始めなければ仕事にも支障が起こりますし、市民にも迷惑がかかる状況が予想されます。
 情報化が遅れると、ほかの福祉や産業にも影響が出てくることは言うまでもありません。現在でも一生懸命仕事をしている人ほど、パソコンがないことやインターネットを利用できないことに困っております。給料が安い職員ほど自分で手出しをしてパソコンを買って仕事に頑張っておられる。そういった状況も出ているようです。
 情報の管理から見ても、現在個人所有のパソコンが増え続けるのは決していい状況ではありません。これからの整備に対応するためにも、早急に何らかの対応が必要になると私は考えますが、早急に担当課ができればベストでしょうけども、その前に係なり、例えば企画なら企画の部署に人数を増やしてでも、その専門の情報対策というか、そういうことを対応する必要があると考えますけども、そのあたりはいかがお考えでしょうか。総務部長にお聞きをしたいと思います。
以上、2回目を終わります。
 
○教育長(小林英敏君)(登壇)
 
溝口議員の2回目の質問にお答えいたしたいと思います。

 イベントの時に短時間でも展示できないかということでございますが、平成6年に開催しました県民文化祭の時に多門櫓の中で書道展を5日間、学童絵画展を3日間開催をしておりまして、角櫓前の広場では、城下町コンサートと題しまして、市内のアマチュアバンドグループによりますコンサートが開催されているようでございます。そのような展示や利用方法は、多門櫓はもともと内部に物を展示するための施設ではありませんので、課題はありますが、以前もやっておりますので可能ではないかと思います。
 また文化庁の許可につきましては、文化庁の規則はございませんが、建築基準法の申請では倉庫でありますので、現在のような簡単な展示はできますが、内部をかえたり、いろいろな防犯、防火のためいろいろな建造物の現状を変更するようなことがありましたら、それはちょっとできないのではないかと思っております。
以上でございます。
 
○総務部長(大松克己君)(登壇)

 情報化の取り組みについて、係の設置ができないかというお答えをいたします。パソコンネットワーク検討委員会での検討されていることにつきましては、具体的に企画部長からお答えをしたところでございます。これを進めていくためには、片手間では対応はできないと、到底できないと認識をいたしております。
 また、議員が御指摘のとおり、高度情報化への市の取り組みを進める上でもしっかりした対応が必要と認識をいたしております。現在の企画課の現状を見ますと、なかなか余裕がある状態ではありませんので、IT関連の事業を推進していくためには、何らかの早急な対応を図る必要があると考えております。
 専門の課を設置するということでは、現在では無理でございますので、専門のセクションをつくるという前提で検討を行ってきたところでございます。パソコンネットワーク検討委員会の中で庁舎内の組織づくりが必要という、また事務改善審議会に提案したいという企画部長のお答えがございました。そういうことを踏まえまして、職員の配置を考えますと、時期的なものもございますが、できますならば13年度の早々から係を設置、できれば企画課の中に係を設置していきたいというふうに考えております。
以上、お答えします。(「議長。」と呼ぶ者あり)
 
○議長(犬童政頼君) 2番。
○2番(溝口幸治君)
はい、自席からです。
 情報化の取り組みについてから、聞きますけれども、今総務部長の方から専門のセクションをつくると、時期については13年度早急に設置するというようなことで、時期についてまでお答えをいただきましたので、本当はもっと深く市長にお聞きしようかなと思っておりましたけど、時期についてまでお話ししていただきましたので、情報化については、これで終わりたいと思いますけれども、一つだけインターネットを使える環境、これは本当に一生懸命やっている職員さんほど困っておられます。
 ですから、このあたりは十分に皆さんの意見を聞かれ上でですね、対応していただきたい。特に観光振興課、商工振興課あたりはですね、情報発信ということは必要不可欠ですので、このあたりの整備は早急にお願いしたいと思っております。

 続きまして、多門櫓、角櫓の活用についてですけども、教育長の御答弁では積極的に活用してはいきたいけども、建築基準法では倉庫になっていると、現状変更はできないのでないかといったようなお話をされております。
 ならば、現状変更が本当にできないのか、それとも文化庁にはまだ相談したことがないのか、いろいろ調べたことはないのかといったことも、お聞きをしたいところですけども、文化課のその文化施設を管理するという立場からは、非常に難しいという立場はわかりましたので、深くはこのあたり突っ込みませんけども、何回も言っておりますように考え方を少し柔軟にしていただくとですね、多門櫓、角櫓、長塀を管理するというよりは、活用するといった考え方に立てば、いろいろと知恵が出てくるんだと思います。例えば、企画課、観光振興課に期間を決めて貸し出す、利用する課は警備を含めてですね、責任を持ってその期間は管理をするといったことは考えられるのではないでしょうか。
 建造物を活用するということは、人吉に来ていただく方にも喜んでいただけるし、また市民も足を運び、建造物に直接触れる機会を与えることによりですね、人吉の文化や文化財に理解を示していただける機会が増えると思います。そのためには教育委員会だけではなく、観光振興課、企画課などのほかの課との連携を図ることが必要になってくると私は思います。
  例えば、今年は予想以上に成果が上がっております「人吉・球磨はひな祭り」とのタイアップ、このほかの祭りやイベントとのタイアップを図るなど多門櫓、角櫓、長塀を有効的に活用することはできないでしょうか。
  経済部長にお聞きをいたしますけども、このひな祭りなどとのタイアップを含めてですね、観光振興課の立場から見た、この建造物の有効な活用といったことは考えられないのかお尋ねをしたいと思います。
 また、企画部長にお尋ねをいたしますけども、13年度の当初予算にも上がっておりますけれども、60周年記念事業で高木惣吉物語のテレビ放送があると聞いております。こういうのにあわせてですね、高木惣吉展を実施するとか、これはテレビ放送されるわけですから、実際テレビを見て人吉に来られる方もあるはずです。そういった方にですね、高木惣吉についての解説をしたり、そういった施設が今のところないわけですので、期間を決めてでもやるべきだと思います。
  60周年の記念事業で、もう一つは郷土の偉人展を実施されるということも聞いております。そのパネルというか、その説明資料はどういったかたちになるかわかりませんけれども、そういったものも記念式典の時だけ、使用するものではなくてですね、その後にこういった施設での活用が考えられないのか。あわせて企画部でほかにもいろいろな企画をした時に、この施設を有効に活用することができないのか、あわせてお聞きしたいと思います。
 
○経済部長(猪古昭洋君)(登壇)
 
それでは、溝口議員の御質問にお答えをいたします。

 議員御指摘のように、この多門櫓、角櫓、長塀は国の史跡でございます人吉城址の中に復元された唯一の建造物でございまして、県の景観賞も受賞しております貴重な観光資源だと、我々は考えております。
この建物のアイグを利用して観光客を呼び込んだらどうかという、そういうような御質問でございますが、建物にあった、例えば相良家にまつわるような文化財、あるいは市民の皆様がお持ちの文化的価値の非常に高いもの、また郷土の偉人展、または我々が今年3ヵ所で盛大にやっておりまして、観光客の皆様方から大変好評のおひなさま、こういったものを含めまして、いろいろあろうと思いますが、展示することによって、また一つ人吉に観光の魅力が増えるわけでございますので、教育委員会、あるいは関係各課と十分協議をいたしてまいりたいと思っております。
以上でございます。

○企画部長(井上亮二君)(登壇)

  御質問にお答えいたします。

 櫓の活用で市制60周年記念行事で高木惣吉の展示を行うとか、郷土の偉人展をどうかという御質問でございましたが、来年の2月11日前後、1週間から 10日間にかけましてカルチャーパレスにおいて、高木惣吉氏も含めて、郷土の偉人展を計画しております。
櫓で展示を行うといたしましたら、大半の展示物が借り物になり、数少ない貴重な物になっていこうと思います。先ほどお話もありましたが、防犯、火災に万全を期さなくてはなりません。ただ、パネルとかレプリカ等の展示につきましては、可能と考えます。また60周年記念にかかわりのある展示等ができるものがあれば、広く紹介いたしたいので、それらを含めまして教育委員会と協議して、櫓の活用を図っていきたいと考えております。
ただ、今回偉人展に限れば、石野公園での展示も計画しているところでございます。
以上、お答えいたします。(「議長。」と呼ぶ者あり)
 
○議長(犬童政頼君) 2番。
○2番(溝口幸治君)  

経済部長、それから企画部長に御答弁をいただきました。

 おふたりとも前向きにですね、活用していただくというような内容の答弁だったと思いますけども、特に相良家にまつわる文化財を飾るということは、ものすごく意義があると思います。子供たちが見に来ても相良家のと言いますか、我々の先人たちがどのような生活をして、どのような暮らしぶりをしていたのかと、そういった内容もわかればいいのかなと思っております。
 それから企画部長にお答えいただきました偉人展などで使用したパネル、レプリカ等の展示についてもできるということでございますので、ぜひ実施をしていただきたいと思っております。
観光という観点から、この復元建造物、多門櫓、角櫓、長塀を見てみますと市長が施政方針の中で述べられております「心の時代にふさわしい寺社仏閣や三十三観音、かくれ念仏などの地域資源を基調にした観光コースの設定など心の時代の観光都市を目指し、観光客の誘致に向け積極的に取り組んでまいりたい。」というこの言葉に、私はぴったり当てはまるものだと思っております。まさに地域の資源を生かしてですね、新たな観光ルートを観光コースを設定するのには、この多門櫓、角櫓、長塀の活用は欠かせないものだと考えております。
 また市民を初め人吉を訪れる方々にも、相良700年の伝統を語り継ぐ史跡人吉城跡に復元されました、この施設を見ていただいて中に入っていただいてですね、いろいろ人吉の歴史を肌で感じていただくことが、今我々ここに住む者にとって、この地域をつくっていただいた先人たちの苦しみといいますか、生きざまといいますか、そういうのを知るのもですね、非常に大切な時期だと考えております。
  今までは、ことあるごとに財政が厳しくなったと、お金がないんだといったお話がありますけども、お金がないならば、あるものを生かす。お金がなければ知恵を出すといったことはよく言われることです。
 これから観光振興課、それから企画課と教育委員会と連携しながらですね、この施設を有効に活用していただくことをお願いしたいと思いますけども、このあるものを生かすという観点では、昨年行かせていただきました海外研修の中で、やはり海外では古いものを大切にして、中は新しく改造していろいろ有効活用されているというのを目の当たりにしてまいりました。人吉でもやはり新しいものをつくる。先ほど歴史資料館も出ておりますけれども、私も歴史資料館はあったほうがいいと思いますけれども、なかなか歴史資料館建設までには、時間がかかりそうな気もいたしておりますので、今あるものを生かしてですね、今ある歴史資料の展示を行うということは、つくろうと思えばつくれるという声も出ておりますけども、今あるものを生かして、今あるものを展示すると、そういった方向性を示すならばですね、早くつくっていただきたいと思われている方々も少しは安心していただけるのではないかと思いますので、ぜひそのあたりもお願いをしたいと思います。
最後に連携をして、あるものを活用していくという考え方について市長のお考えをお聞きして、私の質問を終わりたいと思います。

○市長(福永浩介君)(登壇)

 
御質問をいただきました。

 直接の御質問じゃないですけれども、IT関係について感想を申し述べますと、溝口議員がおっしゃることとは、行政がやっていることとは、なんかウサギと亀みたいな感じでございますけども、そうじゃなくて、スピードアップして対応してまいりたいと思いますし、私の机の上にもそう遠くない将来にパソコンが来ると、こういうふうなことも予定をしているところでございます。引き続き御指導方よろしくお願いしておきたいと思います。
 それから、多門櫓、角櫓等の活用についてでございますが、教育長も申されましたように、あれは昔、外敵に備えての食料とか、弾薬の倉庫だったわけでございまして、展示をするような形にはなっていないわけでありまして、それから、どうせ展示するには貴重なものをやっぱり展示したいわけでございますと、当然盗難とか火災とか、いろいろそういったものについても、どうしても気が向いてしまいます。そうでなくていろいろ貴重なものではないとは決して申せませんけれども、全体的にうまく順繰りに見て回れるような、そういった物でしたら、もちろん活用の方法はあろうかと思いますので、その辺は十分検討しますが、今具体的にひな祭りというふうなことの例を挙げられましたが、これはお陰様で大変好評のようでございますけれども、ただある協賛者がお出しになりました極めて貴重なお雛様が、すぐ盗難にあったというようなこともあっているようでございまして、今回の状況というのは、やはりお雛様を持っていただいている市民の、あるいは地域の人たちの協力によって、あのような形になっているわけでございまして、それが即盗難にあってしまったということは、誠に申し訳ないわけでございまして、その辺をいかに事前にですね、対応策を講じて、そして結果的に利用してよかったというような、そういう形に持っていく必要があるかなと、こういうふうに思ったところです。