2002年06月議会報告 log

2002年6月

○2番(溝口幸治君)(登壇)
 
それでは通告に従いまして質問いたします。 

 まず超高齢化社会への対応と景気対策についてであります。4月、5月と町内会を初め各種の総会、また校区の運動会などに参加をいたしましたが、その時に高齢者の方も元気がいいなという印象と高齢化が進んでいるなという2つの印象を持ち、改めて超高齢化社会ということを実感いたしました。平成13年度の国民生活白書の中に総務省の国勢調査、日本の将来推計人口によると1950年の65歳以上の人口は416万人、2000年は2,204万人となっております。2050年には3,586万人になると見込まれているそうであります。また65歳以上人口比率を見ると1950年は4.9%であったが、その後上昇し続け70年には7%、94年には14%を超え、本格的な高齢社会に突入したと言われております。2000年の65歳以上の人口比率は17.4%、今後 2020年には27.8%、2050年には35.7%になると見込まれております。特にこれからの20年間はいわゆる団塊の世代が高齢者の仲間入りをすることもあり、高齢化が急ピッチに進むものと予測されます。こうした背景には少子化の進行に伴い、これまでの経済成長、生活水準の向上とともに平均寿命が延びたことが大きく寄与すると述べられております。一方、人吉ではお手元に資料をお配りしておりますけれども、日本統計協会の資料によりますと、2005年ここ65歳以上の人口比率が26.6%になります。すみません、数字を書いていたんですけど、違う資料を印刷してますんで書いてませんけれども26.6%になります。2010年には28.6%、2020年には32.8%、2030年には35.5%に達することが予測されております。このような超高齢化社会を迎えるに当たって高齢者が生きがいを持って暮らせる社会、高齢者の積極的な社会参加の支援、高齢者の力を十分に生かしていただけるような地域社会の環境整備を早急に進めていく必要性を感じております。そのような観点から超高齢化社会への対応について質問を行い、そして景気対策も兼ねて超高齢化社会への対応について、私なりに提案をさせていただきたいと思います。
 まず市長にお尋ねをいたします。

 先ほどから高齢者都市産業づくり等についての質問もされておりますが、市長はこのような時代が来ることもある程度予測をされこのような事業に取り組んでこられたんだと思います。改めてこの超高齢社会が来るということに、どのような考えを持っておられるのかお聞きをしたいと思います。
 次に、福祉生活部長にお尋ねをいたします。先ほどから高齢者産業都市づくりの一環として御説明をいただきました。その中でもシルバー人材センターの充実等を挙げられましたし、老人クラブ活動の充実等も挙げられました。私が今回注目しておりますのは中期指導によるデイサロン事業の実施であります。そのデイサロン事業についてお聞きをいたします。デイサロン事業は介護予防自立支援事業として、市から社会福祉協会に委託をしている事業であります。この事業は多くのボランティアの方々の御協力により、地域のコミュニティ形成の上でも十分な効果をもたらす事業でありますし、何より利用されている方々に大変好評であることはいうまでもありません。このデイサロン事業のこれまでの実績、そして今後の取り組み、そして事業を行う上でのいろいろな施設等の問題点がありましたら、お聞きをしたいと思います。
 次に、教育長にお尋ねをいたします。市民一人一人が自己の実現の充実を図り積極的な社会参加の中で生きがいを見出すため、子どもから高齢者まで人生の各段階に応じた学習の機会を提供し、各コミュニティセンターや各地域の公民館、人材を活用していくことが生涯学習課には求めておりますし、これまでもそういった活動をなされております。そこで、1つ目に生涯学習課としては、この超高齢社会をどのようにとらえておられるのかお聞きをしたいと思います。2つ目に、生涯学習の拠点となる校区のコミュニティセンター、地域の公民館等を利用する際に、特に高齢者の方々からトイレ等や施設に対する問題点が出されていないのかお聞きをいたします。
 次に、建設部長にお聞きをいたします。超高齢化社会を迎えるに当たり、高齢者の安心して暮らせる住まい、住環境の整備は今後必ず必要になってまいります。そういった観点から質問をいたします。国税調査によりますと、平成12年の人吉の世帯数は1万4,072世帯であります。65歳以上の高齢単身者数は男性が238人、女性が1,189人で、総数が1,427人です。約10%が65歳以上の高齢単身者になります。人吉市でも確実に何らかの形で世帯の中に高齢者を抱える世帯がふえております。
 そこで1つ目の質問です。1994年に高齢者身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律、通称ハートビル法が制定をされました。そこで国では高齢者に対応した住環境の整備について、さまざまな融資制度や助成制度をつくっております。人吉市としては、これの制度をどのように周知をされておりますが。
 2つ目に団地に入居されている方で、65歳以上で一人で入居されている高齢単独世帯の数、65歳以上の世帯主と配偶者の夫婦のみの世帯についてお聞きをしたいと思います。

 次に、男女共同参画社会について質問をさせていただきます。この問題は同じ会派であります本田議員の専門分野でもあります。大変恐縮しておりましたので、昨日質問の前にと思い、少し相談をさせていただきました。あなたはあなたの視点で質問しなさいという温かいというか、ひょっとしたら見捨てられたのかなと思うお言葉をいただきましたけれども、励ましのお言葉だと思い質問させていただきます。1999年に施行されました男女共同参画社会基本法、男女が社会の対等な構成員として、みずからの意志により、さまざまな分野で活動に参画し、政治的、経済的、社会的、文化的利益を享受することができる法律。それがこの基本法であります。一生懸命に頑張る女性が、あらゆる分野で活躍する環境整備が必要なことは私も理解するところですが、最近の男女共同参画社会の進め方について、若干違和感を覚えるということも確かであります。聞くところによりますと、今年度基本計画策定に向け策定委員も決まり、議論が始まるようでありますので、その前に、少し議論をしておく必要があるかと思い、今回質問を行います。男女共同参画社会の進め方についてはさまざまな議論があるようです。4月14日の産経新聞の中に、「文部科学省の委嘱で作成された子育て支援のパンフレットに、ひな祭りや鯉のぼりを否定的にとらえるなど、ジェンダーフリーについて誤解を与える記述が多数盛り込まれ波紋を広げている。男女共同参画担当大臣の福田康夫官房長官もこのパンフレットの記述には賛成しないと表明しており、文部科学省は配付先の趣旨説明などの対応を検討している。」というような記事があります。この内容ですが、男女のらしさに縛られた子育てを批判する内容として、男らしさや女らしさを押しつけるような子育てをしてはいませんかと問いかけた上で、その例として女の子に愛らしい名前を、男の子には強そうな名前をつけること。2番目に、女の子のひな祭りや男の子の鯉のぼり。3番目には女の子には人形を、男の子にはグローブをプレゼントすることなどが挙げられております。この記述に対して、衆議院の青少年問題に関する特別委員会の中で、民主党の山谷えり子議員が、ひな祭りや鯉のぼりまで否定するかの内容と指摘、これに対して福田官房長官も正直言って賛成しないと述べたというような記事もあります。
 まず、企画部長にお尋ねをいたします。平成14年度企画課に男女共生係が設置をされました。この設置をされてからの取り組みについてお尋ねをいたします。
 2つ目に、企画部長の方からも説明があるかと思いますが、昨年の8月27日にカルチャーパレスで男女共同参画社会の研修会が行われております。また11 月29日男女共同参画社会づくりのエッセー表彰式のときに講演会が行われました。両方とも出席をさせていただきましたが、一部とても違和感を覚えたところがありました。講師の話では、基本法成立までの世の中の流れの説明の中で、これまで女性はずっと虐げられてきた歴史があるとか、これからは少子化で人口が減るので、労働力がなくなるので専業主婦もなくさなければならない。家事もできない男性は、人間ではないかのような印象を与えるような発言もされております。特に女性が虐げられたという言葉に対しては非常に引っかかったわけです。日本における人間関係のあり方を歴史的に考えると古くは聖徳太子の17条憲法に「和をもって尊しとなす。」とあります。明治天皇の教育に関する勅語を読むと「父母兄弟友人夫婦はともに和合して謙虚にありたいものである。」というような一説もあります。日本には男女という区別はあっても女性を虐げ続けてきた歴史はないのではないかということを言われる方もいらっしゃいます。私もそのように感じておる一人であります。これはあくまで私の印象ですので、部長はその両方の講演会、研修会に出席をされてどう思われたのかお聞きをいたします。またこの研修会講演会の講師の選定はどのようにされたのか、選定の理由についてお聞きをいたします。
 次に、男女共同参画に関する意識調査についてです。企画部長にお聞きをいたします。男女共同参画に関する意識調査報告書、平成14年3月に発行になっております。これをどのように評価されておりますか。
 次に、この意識調査の中に平等教育という言葉が出てまいります。「あなたは社会のいろいろな面において男女平等になっていると思いますか。」という問いかけに対して、「学校では、」という項目の中で、それぞれ回答がなされておりますが、その中で報告書のまとめとしてでしょうか、「学校での平等教育への期待を感じます。」というような書き方をされています。教育長に質問をいたします。平等教育とは一体どのようなものなのでしょうか。特に取り組んでいるものがあればお聞かせをください。
 次に、男女混合名簿についてであります。県が作成しております男女共同参画計画のハーモニープランの中に、学校、地域社会、家庭における男女平等を推進する教育、学習の充実といった項目があります。その中に学校教育における性による偏りの解消に向けた男女混合名簿の活用推進というような記述があります。これは、さきの議会で谷岡議員も質問されましたけども、男女混合名簿を導入し活用することにより、学校における性の偏りが解消できる、男女混合名簿を導入すれば解消できる、簡単に解消できますかということを教育長にお尋ねをしたいと思います。
 以上、1回目を終わります。
 
○市長(福永浩介君)(登壇)
 
 それでは、溝口議員の超高齢化社会に関する御質問にお答えします。

 いずれにいたしましても、この超高齢化社会というのは未知の世界でございまして、本当にみんなで知恵を出し合って対応するべき問題だと、このように考えております。先ほど下田代議員の御質問で、この高齢者生活産業都市づくりについての御質問、あるいは執行部の答弁ありましたように、それなりにいろいろ計画策定委員会、審議会等で煮詰めていただいた内容というのは、当初、私がこのようなことを考え出したことからいたしますと、はるかに充実して立派な計画を作成していただいたというふうに考えてます。それは、その委員会に出席されました当然議会も含めてでございますが、市民の英知の高さを感じる次第であります。したがって、今後この超高齢化社会という未知の世界に入っていく諸計画につきましても、そのような経験を踏まえまして各界、各層の意見を十分聞いていきたいと、このように思います。思い返しますと、私が就任した当時は高齢化社会というのは間違いなく来るだろうということは、当然みんな予感しておったわけですが、まさかそこに超という名前がつこうとは想像しませんでした。その当時、バリアフリーという言葉もなかったわけでありまして、あるいは介護保険というような発想もなかったわけであります。しかしながら、今後超高齢化社会といったものを考える際に、いわゆる高齢者の皆さんとIT、パソコンとかインターネットをどういうふうに結びつけていくような社会があるのか、あるいは今ささやかれています人と人同士の心温まるような交流といったものが、はたしてどの程度維持され発展していくか。従来にないような視点での考察が必要な時代でございますので、それこそこの後も本当にみんなで英知を結集する必要があろうかと思います。しかしながら、幸いにいたしまして、私が就任した当時、すでに人吉市には高齢者大学というソフト事業がありましたし、シルバー人材センターも存在し、今それぞれその当時からいたしますと、なお一層の活発さをもって活動をされておられる。あるいは県におかれましては、さわやか長寿大学といったものも創設されまして、いろいろな取り組みがされておると、そういったものを十分基礎的に踏まえまして計画をしていく必要があろうかと、こういうふうに考えております。

○福祉生活部長(堀 秀行君)(登壇)
 
 それでは溝口議員の第1回目の御質問にお答えしたいと存じます。
デイサロン事業の現状といいますか、どういうふうに展開されているかというようなこと、あるいは方向付け、そして展開上の施設的な面での問題はないのかといったようなことが御質問の趣旨だっただろうというふうに思いますので、それに即しながら御答弁申し上げます。
 その前に、やはりこのデイサロン事業がお配りしている資料のとおり、非常に活発に行われている、昨年度と比較いたしましても活発に行われているということは明白でございまして、これには議員、先ほどの御質問の中にもありましたように地域の支え、支援というものがあるということは当然でございまして、それに対して私どもとしては大変感謝をしているということをまずお伝えしたいと存じます。
 デイサロン事業につきましては、事業の趣旨でございますけれども、いつまでも住み慣れた地域で健康で暮らすための生きがいと仲間づくりを推進するために、平成12年度から実施をしておりますが、受託事業者であります人吉市社会福祉協議会の献身的な御努力、そして先ほど申しました地域での支援によりまして、大きな事業成果を上げているというふうに私たちは認識している次第でございます。事業の実績につきましては、配付をいたしております資料によって御説明をさせていただきたいと存じます。まずデイサロン事業の開催回数でございますけれども、12年度は5月から始めましたので4月は0となっております。徐々にふえて、徐々に充実させながら数的には大体平均的な数というふうなことで、合計は189回でございます。それから13年度になりますと、ごらんのとおり合計としては339回でございまして、かなりふえております。この増の主な要因を申し上げますと、それまでデイサービス、デイサロンに出向きました職員たちについては4名の1班で12年度は回っていたわけですけれども、平成13年度からは2班に分けて1班3人の構成でですね、回りましたので多くの開催場所に出向いて御指導するというか、その活動の支援をするというか、そういうことができたということが主な要因のようでございます。
それから、下にまいりまして延べ利用者数でございますけれども、平成12年度が3,474名、平成13年度が6,188名という数字となっておるところでございます。これでもおわかりのように重ねて申し上げますが、大変充実していると、数的にも充実しているというふうに考えているところでございます。なお、この事業については老人福祉センターあるいは町内の地域学習センター、もしくは公民館という呼称もありますけれども、そういうところで実施をされているところでございます。福祉センターはさることながら、やはり公民館等についてはやはりもちろん古いところもありますし、新しく建てかえたところもございまして、それによって違うわけでございますが、なかなかこうバリアフリー化が十分でないところもあるやに聞いております。したがいまして、そうしたものが整備されるとやはりより障害を持った人たちも気安く集まれるというような状況も出てくるんじゃないかなと、そういう意味で、やはり施設の改造あたりが進めばいいなというふうに考えているところでございます。
 以上でございます。

 失礼いたしました、表の説明はそういうことでございますが、平成14年度におきましては、利用者のより身近な場所でより多くの開催をというニーズを踏まえまして、さらなる拡充を図りたいと考えておりまして、同一会場での定期開催と開催会場の拡大により、利用者の受け入れ体制が容易になっております。また高齢者相談員さんを中心といたしました地域のボランティア支援体制の強化及び演芸等ボランティアの拡大によりまして事業の円滑化を図ることとされておるところでございます。事業計画によりますと年間の参加が述べ人数で約1万人程度見込まれておりまして、利用者の増大が大きな事業効果につながることを期待しているところでございます。
 なお、先ほどの表で述べました利用者数等については延べ人数でございますので、そのように御理解いただければありがたいと存じます。実質上の懸案事項といたしまして先ほど申し上げましたように開催場所となります地区公民館の現状からすると、例えばトイレが洋式でなっていないとか、依然として和式だとか、段差があるとかというようなことから利用の妨げになっているという声も、先ほど申し上げましたように聞いておるところでございます。今後の検討課題として提起されるのではないかと存じておるところでございます。
 以上、お答えいたします。
 
○教育長(小林英敏君)(登壇)
 
 溝口議員の質問にお答えいたします。

 まず超高齢者の生涯学習のあり方についてということで御質問いただいたと思います。現在教育委員会が行っております高齢者の講座につきまして、ちょっと御説明をさせていただきたいと思います。
 まず、コミュニティセンターの充実、それから市民大学講座、かがやぎびと推進事業、図書館の充実ということで力を入れているところでございます。その中で特に市民大学につきましては、平成14年では高齢者コースとしまして、舞踊、吟詠、茶道、手芸、俳句、書道、生花、短歌、表具、日本画、写真、民工芸の 12コースの開設をしております。学習目標は自発的意志に基づき学習を通し、知識、技術を習得し、より楽しく明るい生きがいのある生活を創造するとともに、積極的な社会参加を進めることを目的として行っているところでございます。また、各講座、コースの種別におきましては、高齢者のニーズに柔軟に対応いたしまして、いつでも、どこでも、誰でも、いつまでも学習ができる体制づくりに精一杯努力を提供してまいりたいと存じております。なお、福祉生活部主催の平成14年の趣味の講座とはゴウダでは13教室を開校しておりますが、市民大学の高齢者コースと重複しているのは舞踊だけでございます。本教室の講師、流派が違っておりまして、高齢者にとっては広い選択ができるのではないかと思っているところでございます。今後は福祉生活部と十分に連絡を取り合いまして、福祉部門、それから教育委員会の生涯教育のあり方と十分趣旨目的を考えまして、重複しないよう心がけ、幅の広い講座の開設に努力をしていきたいと思っております。

 2番目の御質問は男女混合名簿につきまして、県の出したハーモニープランに混合名簿を導入すれば男女平等等が解消すると書いてあるが教育長はどう思うかという御質問であったと思います。このことは非常に大きな課題でありまして、まずこのことを教師、保護者、児童生徒がよく理解して解決することが男女平等一歩進めるという意味があるのではないかと私は理解しているところでございます。3月議会でこのことについて答弁いたしましたが、この使用につきましては、校長裁量で使用することになっておりますのが、市内の校長は現在混合名簿の必要を感じていないようでございます。
 以上、お答えいたします。

 失礼しました。平等教育とはどういうことかという質問があったということでございますが、これは今各学校でこのことに取り組んでいることでございますが、特に道徳教育の中に、ちょっと失礼します。
 失礼いたしました。中学校3年生の道徳の中に「男女は互いに異性についての正しい理解を深め相手の人格を尊重するとあります。その中に互いに相手のよさを認めあう。あるいは互いに活かしあうことによって望ましい社会となる。」とあり、互いの違いを認識した上で活かしあうことになっております。私は平等とはすべてが平等ということではなしに、差別はいけないがこのように互いに足りないところを補完する、互いによいところを認めあい、お互いそのことについて活かして生活をしていくということが平等につながるのではないかと私は思います。
 以上です。

○建設部長(大賀睦朗君)(登壇)
 
先ほどハートビル法に基づく建築物というふうなことでございましたが、これは優しいまちづくりの建築物のことだと思いますが、この建築物につきましては、不特定多数が利用される建物というふうなことでございまして、これにつきましては段差解消や間口を広げたり、またスロープを設けたりすることに補助を行っております。これにつきましては一般の人ではなくて建築設計事務所等に周知をいたしております。
 次に、市営住宅の高齢者の入居状況でございますが、お手元の方にお配りしておると思いますが、65歳以上のひとり暮らしの世帯が109世帯でございます。それから65歳以上の夫婦世帯が48世帯というふうなことでございます。
 以上、御答弁申し上げます。
 
○企画部長(稲石康夫君)(登壇)

 
 溝口議員の男女共同参画の取り組みについてということでお答えさせていただきます。

 まず、平成13年度の男女共同参画社会づくりの事業といたしましては、男女共同参画推進体制の充実、男女共同参画社会を目指す意識づくり、あらゆる分野への男女共同参画の推進、男女共同参画に関する広報活動という4つを掲げまして、事業を実施してまいりました。特に力を入れたこととしましては、男女共同参画社会を目指す意識づくりということで男女共同参画推進懇話会の皆さんとともにエッセーの募集や表彰式、講演会等を開催いたしました。また校区公民館長の協力を得まして、7つの校区公民館で町内会の役員さんや民生委員さんがたとの懇談会を開催いたしました。
 また、25の団体の代表者からなる女性団体連絡会には人吉で開催しました熊本県男女共同参画地域フォーラムや、上村と湯前でそれぞれ開催しました地域セミナーなどで郷土料理の展示や農産加工物の販売、お茶の接待などの協力をお願いいたしまして、また熊本県、宮崎県、鹿児島県の県境の3市3町で実施しました県主催女性グループ交流会に参加していただき意見交換会を行っていただくなど、女性のパワー面とに力をいただいておるところでございます。そのほかには懇話会委員や人権擁護委員、市議会議員の皆様、市の管理職職員の合同研修会等も開催いたしております。また昨年は懇話会の皆さんと一緒に男女共同参画に関する市民意識調査とその分析、報告書の作成等を実施したところでございます。
 次に、市民意識調査の報告書のコメントについてでございますが、報告書のコメントの中には少し極端にとられてコメントした部分もあるかもしれませんが、これも問題提起、話題の提供、そして啓発の糧としてとらせていただきまして、この報告書をおおもとに議論等を深めていただくための資料として作成し、またこれからの活用をしていただければと思っております。
 次に、研修会、講演会についてでございますが、8月には「男女共同参画の理念と政策について」、それから11月に「ともに豊かに生きるために男女共同参画社会に向けて」という、2つの講演会等をいたしまして、私も両方行きました。それぞれの講師のお話は時代の流れとして受けとめ、また私たちの今後の生活に必要なことがらもございまして、その中で私の知らないことも多くありました。自分の行動に照らしあわせて反省する面もありましたし大変勉強になったと思っております。
 次に、それぞれの講師の選定の理由でございますが、まず「男女共同参画の理念と政策について」では、古賀ノリツグ教授を講師として招いております。この方は現在熊本大学教育学部の教授で県の地域づくりコーディネーターや県の子育て支援連絡協議会会長などをなされており、平成12年に作成されました熊本県農山村男女共同参画推進プラン策定委員会会長もされており、熊本県の男女共同参画に関する講演等を各地でされておりますことから講師を依頼いたしたものでございます。次の「ともに豊かに生きるために男女共同参画社会に向けて」の藤田ミツヨさんでございますが、弁護士さんでございまして、熊本県女性相談室法律専門相談委員や熊本県男女共同参画推進懇話会会長、熊本県男女共同参画推進条例検討委員会委員長などを務められておられることから講師を依頼したものでございます。
 以上、御質問にお答えいたします。(「議長。」と呼ぶ者あり)
 
○議長(杉本春夫君) 2番。(「・・・・・・・・・・。」と呼ぶ者あり)
 教育長。

○教育長(小林英敏君)(登壇)

失礼しました。1つ問題を抜かしておりまして、お答え申し上げたいと思います。
 高齢者が学習する拠点であります地区公民館において高齢者が使用にあたって何か要望はないかという御質問をいただいておりましたが、お答えしておりませんでした。特に強く要望はございませんが、ただ洋式の便所がほしい、座ってするのは非常に膝が痛いというようなことはよく聞いているところであります。
 以上でございます。(「議長。」と呼ぶ者あり

○議長(杉本春夫君) 2番。

○2番(溝口幸治君)(登壇)
 
 それぞれ御答弁をいただきました。超高齢化社会への対応ということで市長からも御答弁をいただきまして、未知の世界に入って行くんだというようなお話で、高齢者とITをどう結びつけるのか、心温まる交流がどの程度発展していくのかというのはやっぱりみんなで知恵を出し合って考えていかなければならないというような御答弁をいただきました。
 それから、福祉生活部長からデイサロン事業について御答弁をいただきました。デイサロン事業については、お手元に実績が配ってありますのでよくわかるかと思いますけれども、担当課、それから社会福祉協議会、それからボランティアの皆さんのですね、努力の成果もあって大変実績も伸びておりますし、今後にも期待が持てる事業であります。それから14年度はデイサロン予定表というような形で校区のコミセン、それから公民館、老人福祉センターですか、あちらの方固定してですね、やられるということでますます利用者がふえるのではなかろうかと思っております。ここはますます充実を図っていただきたいと思います。しかし、問題点ということでハード面の問題が指摘をされました。これは教育長の答弁でも生涯学習を行う上でもですね、トイレの問題、それからバリアフリー化の問題、こういったことが指摘をされております。やはりこれからですね、超高齢化社会を迎えるに当たっては特に公民館、各町内の公民館の整備が必要になってくるのではないでしょうか。
 そういった関連から、教育長にお尋ねをいたします。人吉市社会教育施設地区公民館等整備費補助金交付要綱というのがあります。地区の公民館等をですね、新築、改築、増築、修繕、そういったことをする場合に建設の場合の補助金額は建設に要する経費総額の3分の1いないとし、これは50万円以上に限るということです。新築、全面改築及びこれらに準ずるものについては200万円、その他については50万円を限度とするというような要綱がございます。近年のですね、補助金の利用状況についてお聞かせください。そしてまた利用しようと相談に来られたけれども利用できなかったとか、問い合わせがあったとか、利用できなかった理由などがもしわかっていれば教えていただきたいと思います。
 それから建設部長から御答弁いただきましたけれども、ちょっと私が思っているのとかみ合っていないように思いますけれども、65歳以上で一人で入居されている高齢単独者世帯、団地に入居されている世帯について資料を出していただきました。さきに説明したですね、人吉市の高齢者単身者数の資料をお配りしておりますけれども、そういった観点から高齢者の方の住まいについて、そういった例えば高齢者等同居住宅割増融資とかですね、これは住宅金融公庫、それから厚生労働省のやつで高齢者住宅整備資金貸付制度、こういった制度がいっぱいあるわけですよね。こういったものはどのように皆さんに周知をされておりますかというような質問だったんですが、恐らくなかったんでしょうね、周知なかっちゅうことですよね、答えられんやったちゅうことは。そういうことであると思いますけれど、こういった制度はですね、やっぱり率先して情報を収集して、やっぱり市民の方に知らしめないと、市民の方はどこに聞いていいかもわからないということですね。こういう時代になっているわけですから、何というか、国の補助制度ですから、市を挙げて外貨を取りに行くじゃないですけど、そういった融資制度を利用して人吉市の住環境の整備というのにも努めていくような姿勢が必要じゃないかと、私が今回取り上げている視点の中に超高齢社会というのは福祉生活部だけじゃなくてすべて部、すべての課にわたって意識をしなければならないというような視点で質問しているわけですが、まさしく建設部の中にはそこが徹底していないのかなというような気がいたしております。ちょっと気持ちを切りかえてですね、質問をしますけれども、これは人吉市には人吉市高齢者住宅改修支援事業、それから人吉市高齢者整備資金貸付、人吉市高齢者障害者住宅改造助成事業というのがあります。簡単に事業の説明をいたしますけれども、高齢者住宅改修支援事業というのは要介護高齢者等の安全でかつ快適な在宅での生活を送るために住宅の改修及び改造に際し、専門知識を有する者の助言を得ることで改修をより効果的に行い、要介護高齢者等の住宅で自立促進、寝たきり防止及び介護者の負担軽減を図ることを目的とすると、これは回収方法の相談、改修見積もり、改修設計書の作成、または審査及び改修施行後の実施検査をするということで、これは熊本県建築士会人吉支部ですかね、こちらの方に委託をしてされている事業です。それから高齢者整備資金貸付、これは高齢者の専用住宅等を改築または改造するための資金、60歳以上の者と同居し、または同居しようとする者に対して資金の貸付を行うというものであります。資金の貸付の限度額は150万円、償還期限は10年となっております。それから高齢者障害者住宅改造助成事業、こういったものがあるわけですけど、この実績についてですね、お聞きをしたいと思います。

 男女共同参画社会について2回目であります。企画部長から御答弁をいただきました。昨年度の取り組みについて、意識づくりの一環としてエッセー集の募集、それから講演会、校区での懇談会を開催したと、それから研修会や講演会の講師の選定と理由としては述べられたとおりで、それについてとやかく言うつもりはありません。しかしその講演会を聞かれて部長の答弁は時代の流れとして受けとめ、自分の行動に照らしあわせて反省する点があったと、何とも言いようがありませんけれども、そういうふうに思われたということで自分の行動が間違っていたということだったんですかね、それを反省するというのは、非常に複雑なところでございますが、それから意識調査について意識調査の報告書についてですね、お答えをいただきましたけど、調査の中で極端にとらえた部分もあって、それは問題提起としてとらえてほしいと、わざとそういう極端な書き方をしたんだというような答弁でよろしいんですよね。ですね。
 それではですね、この意識調査で、私が違和感を感じたという部分を少し御紹介をしたいと思いますが、例えば「あなたは社会のいろいろな面において男女平等になっていると思いますか。」というところでですね、地域社会での習慣しきたり、ここで地域社会での習慣しきたり等で平等でないと答えた人は女性が 61%、男性も50%、男女合わせると56%になります。平等であると答えた人は男女合わせて5%に過ぎません。5%に過ぎませんという表現です。それからその下にですね、地域社会での習慣やしきたりについては男性も女性も多くの人が不平等と感じているようです。これはですね、平等でないと答えた人が多かったということだけで、不平等だという回答じゃないんですよね、この習慣しきたりというのは考え方によっては文化だとか伝統というとらえ方もできるわけですが、ここでは平等でないイコール不平等という表現になっております。この辺は私の感覚の問題もあるんでしょうが、もっといきますと毎日の家庭生活「あなたの御家庭はいかがですか。」というところでですね、調査をされておりまして、そのコメントがですね、例えばその男性の方が「住宅での簡単な修理、こういうのはやっぱり力仕事だよね。」ということで男性が多いわけですが、そういうのをですね、「それって性別役割分担意識っていうんだよ。男性女性がひとり暮らしになったときどうするんだ。」とかですね、「乳幼児の世話っていったって母乳飲ませるばかりじゃないだろう、ミルクならおやじだって飲ませられるし、おむつかえだってやろうと思えばできるよな。」とかですね。あとこの辺は結婚と、「あなたは結婚についてどう思いますか。」というところでですね、「男性は精神的にも経済的に安定するし、何といっても女性の幸福は結婚することだ。」「子供を産むために結婚するわけじゃないし、結婚は個人の自由っていうのは認めるけど、だけどやっぱり結婚はするべきよ。」とかですね、女性の方では「女性の幸福は結婚とも思えないし、子供を産むために結婚するなんてとんでもない。結婚するしないは個人の自由よ。」とかですね、そういった表現があるわけです。この意識調査をやられたことを否定するつもりはありません。しかしですね、この報告書を見てですね、先ほどの家庭のことなどはですね、余りにも行き過ぎじゃないかというふうに私は思います。家庭についてのですね、夫の役割、妻の役割というのがどうあるべきかということはですね、簡単にいえばどこの家も放っておいてほしいというような問題だと思うんです。行政がですね、その個人の家の家庭、例えば立山家には立山家のしきたりがあるでしょうし、岩井家には岩井家のしきたりがあるだろうしですね、私も1年まだなりませんけど溝口家には溝口家のしきたりというか習わしがあるわけですから、そこまでその行政がですね個人の思想心情まで干渉するのはですね、明らかに行き過ぎじゃないかと、これは私の感覚ですけど、そう思うわけです。そういった表現を問題提起としてとらえてほしいというのもわかりますけども、いかがなものかというふうに私は思いますので、部長に再度答弁をお願いしたいと思います。
 それから、市が平成14年の2月15日に広報ひとよしに掲載しております。ジェンダーチェックというのがあります。ジェンダーチェック、性別的な性差ではなく女の子はピンク、男の子はめそめそ言わないなど社会や文化の違いによってつくり上げられた男、女はといったふうな区別される性をジェンダーといいます。何気なく使われるジェンダーはときには男性や女性の生き方を制限し固定しています。今回あなたのジェンダーチェックをしてみましょうということで、はいといいえで答えるやつですね。例えば職場では「女性向きの仕事、男性向きの仕事があるのは当然だ。」「お茶は女性に出してもらう方がおいしいと感じる。」「できれば女性の上司は持ちたくない。」地域ではということで、「町内の大事な行事を決める会議は男性に任せておけばよい。」「実際に活動しているのは女性だが役員名簿は男性の名前でよい。」とか、これを「はい」か「いいえ」かでチェックしてジェンダーチェックをやるということです。人吉市はここまでですが、ほかの自治体のやつだとかいろいろ見てみますと、そのジェンダーチェックをした後にですね、ジェンダーチェックをして「はい」と「いいえ」と答えてですね、「はい」が多かったら、例えばこの人は冬眠型だとか、化石型だとかいうふうにわけているようなラベリングをしてですね、わけてしまうようなところもあるわけです。人吉市の場合そこまではいっておりませんが、その「はい」か「いいえ」課では答えられないというのも結構あるんですね、この中には、ですから文化的なものなのか歴史的なものなのか、そういったものをさまざまな角度で見ながら、やっぱりこういうチェックというか、複眼的にですね教えていくというか、そういうのをつくるのが必要じゃないかと思いますけど、これも、これは私の感覚というよりも市民の声、これは何ですかというような単純な質問をいただいておりますので、こういうのはどう部長は考えておられるのか、お聞きをしたいと思います。
 それから、今ジェンダーについてちょっとお話をしましたけど、よその自治体ではジェンダーフリーという言葉を使ってあるのが多いようです。しかし人吉市のホームページにはジェンダーイコールという言葉が出てまいります。この言葉の意味というか、ジェンダーフリーとジェンダーイコールの違いというか、その辺についてもお願いをしたいと思います。
 それから、次に教育長の方から平等教育について答弁をいただきました。名簿については校長の裁量で決めるんだと、あえてハーモニープランに載っているから教育委員会が学校に指導して入れなさいということじゃなくて、校長の裁量で入れるか、導入するか導入しないか決める、現在のところ導入するところはないというようなことだったと思います。教育長にお聞きしたいのは、真の男女平等の精神を子どもに理解させるには、男女の違い、男性と女性は生まれたときから違っているという現実をですね、もっと素直に認める教育を行う必要が大切ではないかと想います。そして何より人として大切なこと、思いやりを持った心、あるいは美しいものを美しいと感じる心、自由と責任、権利と義務、こういったものを身につける道徳教育、あるいは宗教的な教育こそ私は必要だと思いますが、教育長はどのようにお考えなのか質問、お聞きをしたいと思います。
 以上、2回目を終わります。

○福祉生活部長(堀 秀行君)(登壇)

 
溝口議員の2回目の御質問にお答えさせていただきます。質問の内容は、福祉生活部関連の高齢者等の住宅整備事業というのがあるが、その実績をということでございました。今、表が配られている資料が配られているところでございまして、これに基づいて御説明を申し上げます。
 まず、一番最初の高齢者住宅整備資金貸付事業、これは昭和48年から始まっている事業でございまして、9年度2件、10年度4件、11年度4件、12年度5件、13年度5件と、大体この数で4から5の数で推移しているようでございます。それから次の障害者住宅改造助成事業についてということでございますが、これは平成9年から始まっている事業のようでございます。これは助成事業でございまして、県、市、それぞれ対象経費の2分の1を助成するというもののようでございます。それから最後は平成13年度高齢者住宅改造助成事業でございますが、これは13年度から始まりまして17件ほどの申請があっているところでございます。これも県、市、それぞれ2分の1という制度となっております。なお、蛇足かもしれませんけども周知法ということについてもちょっと出ましたので、福祉生活部ではどういうふうな周知をしているかということについて説明をさせていただきたいと思いますが、よろしゅうございますか。
 このこうした高齢者関連の高齢者住宅関係のことについては、広報ひとよしに掲載し、あるいは民生委員協議会の例会等で御紹介し、あるいは在宅介護支援センターでの各介護サービスの支援者、事業者、あるいは担当者への説明会を開いて御紹介をしていると、それから老人クラブ連合会の例会等で御紹介をしているということで努力はしておりますが、さらに一層これについては周知を図ってまいりたいと存じます。
 以上、お答えいたしました。
 
○教育長(小林英敏君)(登壇)
 
 溝口議員の2回目の御質問にお答えいたします。
 人吉市社会教育施設整備補助金は今お配りした表のとおりでございまして、12年度増築2件、新築1件で287万円、13年度は修繕が2件、新設が2件で 469万2,000円となっております。この事業においてこれまで利用できなかったことがないかという御質問でございますが、補助金交付要綱に基づく申請があった場合で補助金を出さなかったことは今までなかったと思います。
 2番目に男女共同参画社会につきまして、議員は他人の気持ちが分かるかどうか、また思いやりの心ということが非常に大切であると、道徳教育や宗教教育が必要ではないか、教育長はどう考えるかという御質問であったと思います。
 大変難しい問題でございますが、いわゆる「男女共同参画社会とは、男女共同参画社会基本法に男女が社会の成因としてみずからの意志によって、社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつともに責任を負うべき社会」と定義してあります。学校現場で子供たち向けに言うなら、いじめや仲間外れをしないことからスタートしまして、男女の違いを理解し、仲よく協力し、助け合って学校生活を送るということではないかと思います。まさしく溝口議員がおっしゃるように、他人の気持ちが分かり、思いやりの心を持って温かく接すれば、おのずとお互いを尊重し男女平等になるのではないかと思います。男女平等、そしてすべての人の人権を尊重する態度を育成するため、子供たちの心を起こし豊かにしていく必要があります。そのために道徳教育の充実が挙げられます。憲法には宗教の自由がうたわれ教育基本法にも宗教に関する寛容の態度及び宗教の社会生活における地位を尊重しなければならないとされておりますが、しかし公立学校は同じく教育基本法の中で宗教教育その他宗教的活動をしてはならないとされております。ただし私立学校では宗教をもって道徳にかえることができるとなっております。今回の教育課程の改定の方針の一番目に、豊かな人間性や社会性を育成することが挙げられております。児童を取りまく環境の変化、問題行動の状況、社会体験や自然体験の減少などの状況を考慮し、児童の人間としての調和のとれた育成を一層重視する必要があるとのことからでございます。文部科学省も道徳教育の一層の充実を図るため、今年度初めに児童生徒全員に心のノートを配付しております。また、教育委員会も人吉市学校教育の基本の1番目に豊かな人間性の育成を掲げ、生命に対する畏敬の念、思いやりの心、感謝の心の醸成や道徳教育の充実、人権教育の充実などを挙げ、各学校に努力していただいているところでございます。
 以上、お答え申し上げます。
 
○企画部長(稲石康夫君)(登壇)
 
それでは男女共同参画社会づくりについてお答えいたします。
 まず、最初に2つの講演会に私が参加しまして、部長の感想はということで答弁いたしましたが、反省する点もございましたということでございまして、一部該当がしたということで、その点は反省するということでございます。
 それから、ジェンダーイコールとジェンダーフリーの違いはということでございますが、ジェンダーイコールとは文化的、社会的につくられた男性の概念、女性の概念を取り払って人間として等しくとらえることと思っております。また、次のジェンダーイコールとは文化的、社会的につくられた男性の概念、女性の概念にとらわれることなく自分の能力や行動、生き方を広げることができるということでございまして、自由に男女を生きてくださいということだと思っております。
 それから次に、広報ひとよしに掲載しましたジェンダーチェックについてでございますが、どのような目的で載せたかという御質問でございます。これまでの広報ひとよしに連載しました男女共同参画社会という言葉を初めて見聞きしたという市民の御意見もありました。まだまだ広報が十分でなかったと反省に達し、問題意識を持っていただくための話題提供という観点から連載いたしました。このジェンダーチェックも年代によっては受け入れられないこともあるかと存じますが、ジェンダーって何だという気持ちでごらんいただき、そしてそれぞれの項目について自分自身でチェックしていただき、これまでどう対応していたか、どう考えるかなどを意識してもらうだけでも、これからの男女共同参画社会づくりへの第一歩につながるのではということで、広報啓発活動として連載いたしたところでございます。
 また、調査報告の中で先ほども極端なコメントをということですが、これも見ていただいて、いろいろ感じていただいたことがですね、これからの男女共同参画社会づくりの第一歩ではないかと思っております。今後ともよろしくお願いいたします。(「議長。」と呼ぶ者あり)

○議長(杉本春夫君) 2番。

○2番(溝口幸治君)

 まず、男女共同参画社会の方からいきます。教育長から答弁をいただきました。この問題は、すべての人の人権を尊重する心が大切だというようなことだと思います。まさしく私も男性だとか女性だとかではなくて、すべての人の人権を尊重する心を育てるというのが大切だと想います。そのためには、教育長も言われました道徳教育の必要性ですね、やっぱりこういうのが大事になってくるんだろうということで、教育長とは同じような認識を持っておりますので安心をいたしました。最近のいろいろな事件を見てみますと、けんかの仕方を知らないというか、もう言動を知らないというような、そういうけんかもあっているようです。また、その女の子をですね、普通女に子にそこまで手をあげるなという言い方を今したらいけないのかもしれませんが、そういう限度があったはずですけども、女の子も男の子もないぐらいに、ぼこぼこにやってしまうというような事例もあっているように学校の現場から聞いております。価値観の多様化といいながらですね、何でも自由にできると、自由をはき違えている若者も多く出てきているのが現実であります。多様な価値観も結構ですけど、普遍的な価値、こういったものを教えていくのは教育の根本的な部分ではないでしょうか。自由というのは人間の成熟、あるいは神とか超越する存在とかですね、そういう緊張感の中でうまく言えませんけど、そういったものが軸になってというか、柱になって自由というものがあるんじゃないかと、そのように思いますので、今後さらにですね、この道徳教育の充実、これを図ることがすべての人権を尊重することを育てると、ということは男女共同参画社会につながるんじゃないかと思いますので、さらなる道徳教育の充実をお願いしておきたいと思います。
 企画部長から、御答弁をいただきました。これ以上お聞きするのは私も心苦しくなってまいりました。今回言いたかったのはですね、報告書も行政人吉市がつくっているわけですから、行き過ぎはどうなんでしょうかと、行き過ぎはまずいんじゃないでしょうかということを御指摘をさせていただいたつもりです。伝統的な考え方というのはですね、こういった行き過ぎは日本、あるいは人吉球磨の文化までも否定しかねないということですね。例えばこのジェンダーチェックなんかをやってですね、非常にチェックが多かったと、私に言われたお年寄りの方は、「おれたちが今まで生きてきたのが否定されるようだ。」と、そういった発言をされる高齢の方もいらっしゃるわけです。そういった方の人権は、じゃあどうなるんでしょうというのが素朴な疑問であります。ですから、行き過ぎはいけないと、伝統的な考え方というのは人間社会を維持するためにも、また国家を維持するためにも大変大事なことと思います。部長はどのようにお考えかという、部長に聞こうと思いましたけれど、市長にここはお尋ねしたいと思います。やはり伝統的な考え方、こういったものが本当に大事だと思いますけれども、そことその男女差別につながる、非常に微妙なところです。この点について市長にお伺いをいたします。
 それから、この地域はですね、地域の気候風土とか、暮らし方もですね、いろいろ違うわけですから、すべての価値観が同じではないと、そういったこともありますので、その辺も併せてですね、市長にお尋ねをしておきたいと思いますけど、男女共同参画については今の点を市長にお尋ねいたします。

 それから、超高齢化社会についてですが、人吉社会教育施設の整備補助金についての状況を資料として出していただきました。いろいろな町内会長さんとお話をしていると、もうちょっとこの制度がどうかならんだろうかというのが素朴な町内会長さんたちの意見であります。町内で公民館を改修したい、新築したいと思ってもですね、なかなか対応できないというか、申し込みができないというとこもあるようです。そこでですね、景気対策も兼ねて提案してみたいと思います。超高齢化社会を迎える近い将来ですね、今までは校区のコミセン、カルチャーパレスなどに足を運んでコミセン講座やそのデイサロン事業とかですね、そういうのをやられてきた方々がですね、高齢化により行動範囲が狭くなってまいります。するとますます地域の公民館を利用することが予想されます。しかし現状では先ほどの整備補助金交付要綱では厳しいという状況ですので、ここは景気対策の一環としてですね、また将来に対する備えとして行政が各町内の公民館を高齢者に対応できるように整備していく、そのような大胆な政策が必要ではないかと思います。期間を2年程度と定めて高齢者に対応できるように整備を行っていく。改築や新築にかかわる業者は基本的にはその町内、もしくは近隣の地元業者ということにしてですね、改修新築にはすべて市が負担をするというようなことをやったらどうかと思います。今整備をするということは超高齢化社会への対応としてデイサロンの事業やミニサロン、生涯学習課も併せてですね、充実を図っていく環境を整えることになります。高齢者が生き生きとして暮らすということは大変大事なことであり、気迫になった地域のコミュニティづくりにも公民館を整備することが役に立つと思います。なにより生き生きとして暮らしていただけることはですね、我々の願いでもありますし、将来的には医療費の削減というものにもつながっていくものと考えます。今申し上げました政策を実施する、しないにせよですね、公民館が今高齢者に対応できるかどうかという調査をすることは必要だと思います。そこで調査の方法としては人吉市高齢者住宅改修支援事業を委託している熊本県建築士会人吉支部に委託をしてですね、公民館を管理されている町内の方々と相談の上、改修でいいのか、一部改修でいいのか、どの程度改修したら高齢者の方に対応できるのか、全面的に新築しなければいけないのかということをですね、専門的に調査をして、どれくらい予算がかかるのかといったことを調査をして、その後に補助金交付要綱の見直し、そういったものに着手をしたらどうかと思います。設計見積りはもちろん地元の設計業者の方がやられますし、各公民館の改修新築は地元の建設業者、大手ではなくて小さい建設業者、あるいは工務店などもできますので、これは景気対策につながるのではないかと思います。市長はどのようにお考えなのか、お聞かせをいただきたいと思います。

 それから先ほど人吉市高齢者住宅改修支援事業、それから整備貸付事業等について御答弁をいただきました。これも決して使いやすい助成制度ではないというのはおわかりになるかと思います。高齢者の世帯もふえてニーズも高まっているわけですから、ここも大胆に見直していい時期にきているんじゃないかと思います。団地の建てかえは今計画的にやられ、そこはバリアフリー化が進んでおりますが、この団地の建てかえの速度とですね、超高齢化の速度というのは、もうまさしく合致しないわけで、住環境の整備というのは間に合わないわけです。そこで、これは景気対策の一環も兼ねて民間の活力を引き出す環境づくりをしたらどうかと、高齢者向けの賃貸住宅、シルバーハウジング、シニア住宅、こういったものを建設するときにはですね、やはりこれも短期間に時間を決めて補助制度をつくると、人吉市の高齢者の現状、人吉市の高齢者に対する考え方をはっきりと示すことで民間はそこのビジネスチャンスが生まれ必ず投資することになるはずです。こういった大胆な政策を実施したらどうかと思いますが、市長はいかが思われるのかお聞きをしたいと思います。

○議長(杉本春夫君) 時間の延長をいたします。 市長。

○市長(福永浩介君)(登壇)

 
 まず、男女共同参画社会についての御質問ですが、実は先ほどですね御紹介をえました昨年の9月のシンポジウム、これにぜひパネラーとして私にも出ろというような御要請を頂戴いたしまして、私は固辞をしたわけであります。もうこの問題については私は非常に難しい問題だから、パネラーとして適切な発言をするような自信がないので、これだけは勘弁してほしいというようなことでもって固辞をしておったわけですが、その主催者のメンバーの1人でありました本田節議員からどうしても出ろというような強い御要請がありましたので、じゃあお引き受けしましょうということを申し上げました。そして基本的に私がこの男女共同参画社会について考えていましたことは、極めて俗な言い方でしょうけども、男は男らしく、女は女らしくというようなことがまず大事かなと、ただそれは私なりにある程度の奥行きを持って表現をしたつもりですが、担当の係長が市長男女共同参画社会においては、男は男らしく、女は女らしくというのは禁句ですよと言われてびっくりしたわけであります。これはもういよいよ大変だというようなことで、そのシンポジウムで何を言ったのかあんまり記憶ありませんが、自分のテリトリーで少しは話をさせていただきました。
 きょうはまたジェンダーフリーですとか、ジェンダーイコールとかいうような言葉が出てまいりますと、もういよいよ頭が混乱するわけでありまして、この後もしっかりと勉強していかなければいかんなと、このように思いますが、溝口議員が最後にまとめられましたすべての人の人権を尊重することだというふうなことで、私全く同感であります。しかしながら、どうしてもやはりこの仕事はこういうことは男がやるべきだし、男が決断するべきだというようなこともあっていいと思いますし、これはもう女性にお任せして女性の意見を十分聞こうじゃないかというふうなこともあっていいと思いますし、私もほとんど毎晩毎日いろんな会合にお招きいただきますが、その時にやはり男性としてのありようについて、やはりもう少し女性に配慮した方がいいなというふうなこともありますし、この際だから女性もっともっと前に出てきて女性らしいというか、またそれを言うたらいかんわけで、女性の存在といいますか、もっともっとこう前に出てくるようなことについてもっと勇気を持ってですね、行動されたらいいなというふうなこと、いろいろあります。ですから、そういったこと、これにはまだ決定的な論議というのはないはずでございますので、自分はこう思うと、それぞれあなたの意見はそうですかというようなことを、やはりいろいろ話をしていくことが大事かなというふうに思いますし、日本には日本伝来のものが確かにありますし、人吉市には人吉市らしいものが存在するわけですが、大変卑近な例で申し訳ないですけども、私の母は東京生まれの東京育ちです。私の父は錦生まれの農学校の出身ですが、その母がいつも私たち子ども時代から言ってました。私には妹が2人いるんですが、もう自分の娘は決して熊本県人には嫁にはやらないというふうなことを言ってまして、それはどうしてかといいますと、これほどひどい男はいないというふうなことを、うちの母は自分の父、夫に対して言ってまして、しかしながら自分の父は自分の女房、私たちの母が何でそんなことを言うのだろうかさっぱり意味がわからなかったというようなことを私たちは子供の時代経験してまして、自分もそういうような逆の立場になってですね、そういうふうなことのないように常に意識をしながら家内に接すると、あるいは女性に接するというような気持ちを実は卑近な例で申し訳ないですけども思っている次第であります。

 それから超高齢化社会といろいろな景気対策でございますが、基本的に溝口議員のお考えと全く同感であります。私は毎年当初予算、あるいは補正予算で高齢者住宅資金の特別会計の査定をするわけでございますが、いつもこの担当にこの辺は一体どうなっているかというようなことを聞きます。それが対前年度比増額される場合は非常に満足するわけですが、たまに減額予算を持って来ることがございまして、これは一体どういうことなのかと、市民に周知徹底はされてないのかどうか、あるいは制度そのものをもっともっと充実する方法はないものだろうか、その辺の検討しているかどうかというようなことについて質問をします。それ以外のいろんな制度も出てきているようですが、市として特別会計は住宅資金貸付制度でございまして、この辺をもっとさらにですね、PRしてわかっていただいて、こういった制度がもっともっと利用されたらいいなというふうに思ってます。ただこれからはすべてお年寄りがですね、行動する、生活する、すべての面でバリアフリーということが必要でございますので、こういうことについて今後もいろいろ事業意欲を持ってですね、前向きに取り組んでいきたいとこのように考えております。きょうは溝口議員のいろんな御質問をお聞きいたしまして、貴重な御意見の数々まことにありがとうございました。

○議長(杉本春夫君) 2番。

○2番(溝口幸治君)
 
 市長から御答弁をいただきました。超高齢社会の対応と景気対策については、提案をさせていただいたこと、まあ同感だということでありがたいお言葉をいただきましたので、ぜひ検討していただいて進めていただきたいと思います。先ほど言いましたけれど、超高齢化社会になるという視点をですね、福祉生活部だけでなく、やっぱりすべての部がそのような視点を持っていただきたいと、例えば大規模な災害があったときにですね、避難場所になっているのは学校とか公民館、そういうとこですが、今の状況ではとてもバリアフリー化が進んでいるとは言えない、じゃあ災害のときどうするのかといった問題も出てまいります。そういったものもありますので、ぜひすべての部でそういう視点をお持ちいただきたいと思います。今後事業を行うときに高齢者の視点に立ったチェック項目などを設けてですね、事業の再評価、あるいは事業を行うかでチェックするのか、財政課でチェックするのか、またまた監査とかでチェックするのかですね、いろいろあるかと思いますけれども、そういったものもぜひ検討していただくようにお願いをしていきたいと思います。

 それから男女共同参画社会についてでありますが、市長からお考えをお聞かせいただきました。市長が言われるように地域のですね、気候とか風土とか暮らし方から生まれてきたものがあるわけですから、それをすべて同じ価値観でですね、とらえることができないと、私もそのように思っております。近年女性の地位向上の関心が高まってですね、女性の社会進出も数年前とは比較にならないくらいになっております。それに伴い男性は仕事、女性は家庭といった男女の役割分担も崩れてですね、女性の主張が社会に対する影響力を持ってまいりました。男女平等の世の中をつくるためにも女性の声を社会に反映し、いろいろな分野で活躍する女性たちにエールを送りたいと私も考えております。しかし一方では家庭という存在が希薄になり、子供たちの心の荒廃やいじめ、犯罪などが社会問題になっていることが確かです。そのすべてが母親である女性の責任とは言えませんが、世界の国の中で男女ともに個人主義を徹底するあまりに何よりも大切な家族の絆が崩壊している問題も先進国同様に増加していることは忘れてはいけないと思います。男女平等という主張がどれだけ正しくてもですね、それが子どもや家族の犠牲の上に成り立つのであれば、私は本末転倒ではないかと考えます。第4次総合計画の基本理念であります新世紀への希望にあふれ、すべての人が時代を超えた心の豊かさを実感できる日本のふるさとを目指して、この理念に行きつくような真の男女平等の精神が最大限に生かされた基本計画を策定しなければならないと考えております。質問しようと思いましたけれど、この基本計画策定にですね、もう策定も決まっていると聞いておりますので、後の議論はですね、基本計画策定委員の中でですね、議論を深めていただいて、本当に人吉市らしい、人吉球磨にあった男女共同参画社会の基本計画をつくっていただきたい。国が基本をつくりました。県が条例をつくりました。だから市は基本計画をつくりますよといった、そういった流れにはならないよう、時代の流れだからと流されちゃいけない部分もあります。変えていいところと変えてはいけないところ、そういったものをはっきり持ってですね、この基本計画の策定に当たっていただきたいことをお願いをして私の質問を終わります。