2002年09月議会報告 log

2002年9月

○2番(溝口幸治君)(登壇) 
 
2番議員の溝口です。通告に従いまして質問を行います。

 まずはじめに人吉温泉の情報公開をということで通告しております。温泉については、毎回岩井大先輩が質問されておるわけでございますけれども、本日はお許しをいただきまして私の視点で質問させていただきたいと思います。今本当温泉ブームといってはよいのではないかと思っております。温泉のなかった自治体もですね、元の竹下首相のころだったと思いますけれど、ふるさと創生資金を利用して温泉を掘ったのがブームの始まりであったように思います。人吉市の温泉でも、人吉の周辺でも次々と公共の温泉センターが建設をされですね、一部の市民から人吉温泉というのに人吉には温泉センターがないといった声も聞かれまして、温泉センターは必要ないといった姿勢を一貫して貫いておられます市長も選挙のたびに御苦労されているのはご存じのとおりです。
 さて今回の質問のきっかけは7月に市民クラブ4名で政務調査費を使いまして長野県の野沢温泉村というところに視察研修に行ってまいりました。そこで温泉の活用、保護と活用について話を聞いたわけです。簡単に言いますと野沢温泉村では温泉は自噴以外は温泉と認めない、動力を使って温泉をくみ上げるのはその地区では許されないと、それが野沢温泉村だというような話をお聞きしました。そこには野沢温泉村の歴史と伝統を守ってきた村の人々のこだわり、信念が伺えたわけです。その後に全国的に有名な阿蘇の黒川温泉にも実際に行ってみようと思いまして、こちらの方にも行ってまいりました。これはちなみに妻と一緒でしたので、政務調査費は使っておりませんが、黒川温泉にまいりましたのはちょうど日曜日と月曜日を利用しまして行きましたけれど、女性のお客さんも大変多くですね、観光客でいっぱいでした。もちろん、ここの温泉は循環なしの本物の温泉でした。
 そうこうしているうちに7月の25日には宮崎県の日向市で起きたレジオネラ感染で死亡者が出たという報道がなされました。きょうの熊日新聞でも、熊本市のレジオネラ菌調査で基準を超過する施設が12施設あったという中間発表もなされております。今回の施設やレジオネラ感染の報道を見るときに、人吉温泉とはどんなものを言うのだろうと、人吉市内にある温泉は人吉温泉と言うのかなと成分や効能には特徴はないのか、人吉温泉ではレジオネラ菌感染の心配はないのか。これだけ全国に公共の温泉センターが建設をされ、果たして将来人吉温泉が生き残って行かれるのか、いろいろ考えました。人吉は観光のキーワードの一つに人吉温泉というネーミングを利用して全国に売り出しています。今回のレジオネラ感染事故をきっかけに人吉温泉とはどうあるべきか、ほかの温泉地と近隣の温泉センターとはどう違うのか。人吉温泉としての付加価値をつけるためには情報公開は必要ではないかという観点から質問を行います。宮崎県の日向市の第3セクター、日向サンパーク温泉が運営している温泉施設で起きたレジオネラ集団感染、これについていろいろ報道がなされております。その点について2点お聞きをします。

 1点目、レジオネラ感染事故に伴う人吉市での実情と行政の対応はどのようになっていますか。2点目、観光に与える影響、予想される影響、それと今後の対応についてどうするのか。この2点についてレジオネラ感染でお聞きをしたいと思います。

 次に人吉温泉の定義についてお聞きをします。お手元に温泉の定義、それから成分表、そういったものについてお配りしていますけれども、温泉の定義というよりも、その人吉温泉、どういったものを人吉温泉と言うのか。野沢温泉村では自噴以外は温泉と認めない、はっきりした定義といったものがありました。定義というか特徴、そういうものがあったわけですが、じゃあ、人吉温泉というのはどういうものなのか、どういった定義、どういった特徴があるのか。こういったものをお聞きをしたいと思います。

 続きまして、おくんち祭りについてです。おくんち祭りは、ことしで1196回目を迎えます。1200年祭まであと4年となりました。太古において土地を開き、農業を営むようになった人々は、共同作業の中から集団生活をするようになり、お互いが助け合い豊作を願うとともに天の恵み、地の恵み、人のお陰さんに感謝する場所として開いた土地の最も美しく壮厳な場所にお社を建て拝礼するようになりました。大同元年806年9月9日、人々は当時開拓の神と崇められていた阿蘇御神と太古においてこの土地を開き生活の基盤を築いてくださった共通の御先祖様たちも合わせ祭り、青井の社と名づけられました。明治時代初期の暦改正により、現在の10月9日になり、それから毎年この大祭が営まれております。いつの時代からか現在見られるような御神輿を中心とした神幸式が始まります。その昔は神社の前にある蓮池がもっと大きかったようですが、その周りを回る形だったようです。大正2年に町の繁栄策として、御旅所を中川原に移すようになったそうです。その時には行列の道中には動きも取れないほどの参拝者が押し寄せ、御旅所となった中川原にはサーカス、見せ物小屋が立ち並び大変な賑わいだったと言われています。このようにいかなる時も変わらないもの、変えてはいけないものがある一方で、時代とともに変遷を繰り返してきたのがおくんち祭りです。私も縁あって、平成6年ごろからおくんち祭りに携わるようになりました。商工会議所の青年部、その他の団体の方にも御協力をいただき、青井神社奉賛会の中に継承部という部をつくりまして、中川原につくります御旅所の設営、10月8日の夜に行われます球磨神楽のときに焼酎、つぼん汁を振る舞ったり、10月9日の神幸行列、10月10日の演芸大会等お手伝いをさせていただいております。祭りに携わってみて御旅所のつくり方にも独特のものがあります。つぼん汁のつくり方、赤飯の炊き方、各家庭で地域でそれぞれつくり方があるようです。神幸行列の中にも380年前につくられた獅子や神輿があります。神輿の担ぎ方、引き方、綱の結び方、さまざまな技がそこにはあります。380年前の獅子はこの地域に住む人々の頭を噛み続けてきた獅子であります。皆さん方のお父さん、それからおじいちゃん、そして息子さん、お孫さん、そういった方たちの頭を噛んできた獅子であります。おくんち祭りにはいろいろな気づきがあり、学びがあります。そして世代を越えて一つのことを成し遂げていくという充実感も体験ができます。こういったおくんち祭りに触れるとき、この地域にはこの祭りを1200年間、そして神輿、獅子は約400年間この地域にそれを守り続けてきた人々がいたということに触れるときに、そんなすばらしい先人がいたということに誇りを感じるのは私だけではないはずです。私はふるさとを凝縮したものが祭りではないかと思うことがあります。この地域に生きてきた人々の技、心、ふるさとの技や心がさまざまな形で引き継がれ、次の世代に受け継がれていく。神社の祭りという見方がある一方、ふるさとの技や心が集う場所が祭りであるのではないかと思います。今回10月8日から全国から参加者を集い、人吉交流大学が行われます。この事業も全国の方々におくんち祭りという、この地域に伝えられてきた技と心が集う場所を活用して事業を行うものではないかと思っております。総合計画の基本理念の中にも「新世紀への希望にあふれ、すべての人が時代を超えた心の豊かさを実感できる日本のふるさとをめざして」とあります。この日本のふるさととは「伝統的な日本の美しさが脈々と生き続け、さらに、失われつつある日本の美しさが復興できるような物語都市」ということを言うと書いてあります。まさにこの基本理念の様相をすべて満たしているのがふるさとを凝縮したこのおくんち祭りではないかと思います。昨年からこの祭りには人吉観光協会経由で補助金が70万円だったのが200万円にふえ、関係者一同心から感謝しているところでもあります。ことしはこのようなポスターができ上がりまして(ポスターを示す)、これは昭和34年か5年ぐらいだそうですが、ここが大橋ですね、こちらが今の西九日町あたりになるかと思いますけど、ちょうど28年、29年ぐらいに生まれた方たちがこの稚児の行列ですから、別府議員とか本田議員ですね、が小さいころのこの大橋人吉の風景であります。
 そこで市長にお聞きをしたいと思いますが、このおくんち祭りを市長はどのように思っておられるのか、どういう印象を持っておられるのか、お聞きをしたいと思います。

 次に教育長にお聞きをします。学習指導要綱の歴史的分野の中の目標にも身近な地域の歴史や具体的な事象の学習を通して歴史に対する興味や関心を高め、さまざまな資料を活用して歴史的事象を多面的多目的に考察し、公正に判断するとともに適切に表現する能力と態度を育てるとありますが、地域の歴史伝統文化を教えるには大変よい機会だと、この祭りは思います。教育長はどのようにお考えですか。
 それと文化財支援についてもう1点、市の文化財の指定基準はどのようになっていますか。国・県についても簡単にお答えをいただきたいと思います。

 以上、1回目を終わります。

○福祉生活部長(堀 秀行君)(登壇)
 
溝口議員の御質問にお答えいたします。

 レジオネラ感染事故に伴う本市での実情と行政対応等はどのようになっているかという御質問だったかと存じます。熊本県球磨地域振興局の人吉保健所に確認いたしましたところ、平成14年9月9日現在におきましては、人吉球磨地域におけるレジオネラ感染にかかわる健康被害等の報告はないというふうにお聞きしております。
 御承知のとおり、隣接する宮崎県や鹿児島県においてはレジオネラ感染による死亡者が発生し、報道でも取り上げられて大きな社会問題となっているところでございます。浴槽水につきましては循環方法や濾過方法などが設備によって異なりますので、除菌体制を実施する場合、浴槽水のシステムがどのようになっているのかを把握して、それから適切な処理法を実施する必要がございます。保健所におきましては順次立ち入り検査を行い、実態把握、情報の収集に回っておられるところのようでございます。現在県の調査と指導が続行中でございます。先般、新聞紙上に掲載されたのは中間報告でございますので、まだ今後継続した検査は引き続くものと存じます。したがいまして検査結果が出るまでには採取から約2週間を要するというふうにお聞きしておりますので、調査の取りまとめが9月末までに行えるという見込みのようでございます。その後どこまで公表できるかは県全体の統一見解の中でされるのではないかと推測をしているところでございます。したがって、本市といたしましてはそういう推移を見ながら市が取るべき対応というものが必要となったならば、時機を逸さないように対応してまいりたいというふうに考えているところでございます。
以上でございます。
 
○経済部長(猪古昭洋君)(登壇) 
 

それでは溝口議員の第1回目の御質問にお答えいたします。

 レジオネラ菌による観光に与える影響、予想される影響という御質問でございますけども、現在利用者及び観光客から数件循環式温泉の所在等について問い合わせをいただいておるところでございます。本市観光におきましても観光資源の一つでございます温泉は球磨川下り、球磨焼酎と並ぶ一大看板でございますし、貴重な地域資源でございまして、観光人吉のイメージ、今後の利用者動向につきましてもその影響が非常に危惧されるところでございます。現況におきましては、人吉市内の温泉状況は温泉利用公衆浴場数が30、温泉利用旅館数が18でございます。保健所をはじめ関係各機関との連携と協力体制を図りながら、実態調査、検査結果を把握した上で事業者には衛生管理を徹底していただき、さらに観光面からはその安全性を強く情報発信をいたしてまいりたいと存じております。

 それから2点目でございます。人吉温泉の定義、特徴についての御質問でございますが、人吉市史によりますとご存じのとおり、古来、林温泉が最も有名でございまして、明治43年に温泉掘削が行われております。その後昭和の初年に当時の人吉町内各地におきまして掘削がされ、平成14年3月現在、人吉市内における源泉総数72、うち利用源泉数48、未利用源泉数24となっております。泉質は泉源地域で若干の違いがございますけれども、一般的には無色透明で弱アルカリ泉、弱アルカリ炭酸塩泉と言われておりまして、現在の温泉法による表示は炭酸水素塩泉もしくは単純温泉となっております。効用は胃腸病、神経痛、リューマチ、筋肉痛、皮膚病など多岐に渡っており、飲んでも体によい非常に良質な温泉であることが特徴でございます。よその温泉観光地によく見られる地域集中型、密集型ではなく、球磨川沿いを中心に泉源を持つ温泉公衆浴場や温泉旅館等が広く分布をいたしております。他の温泉街に見られる自噴や立ち上がるような湯気はございませんけども、市内どこに行ってもそれぞれ特徴のある温泉を利用することができるのがまた特徴と言えます。県内球磨郡においても温泉掘削によりまして各地域に温泉利用施設が点在する状況でございますが、観光振興面からは人吉球磨全域について総括して球磨川温泉郷と呼び、対外的なPRを行っております。その中で人吉市内の全域につきましては人吉温泉、あるいは広く点在する温泉地の意味から人吉温泉郷と呼び、周知をいたしているところでございます。
以上でございます。

○市長(福永浩介君)(登壇)
 

おくんち祭りでございますが、人吉市の市民、そしてまた周辺の町村の住民の方々の長きにわたりまするこの地域で生きとし生けるものたちが青井神社に感謝をし、五穀豊穣の成果を喜び、それぞれの家庭が平和になってほしいというすべての気持ちが凝縮された祭りであると、しかもこの地域での最大の祭りであるというふうに思っております。時代の変遷とともに浮沈はあるかもしれませんが、この後も永くこのよき伝統が続けられますことと期待をしておるところでございます。

○教育長(小林英敏君)(登壇)
 
溝口議員の質問にお答えいたします。

 子供たちに地域の伝統、歴史、文化を教えるにはおくんち祭りは大変よい教材、機会であると思うが、教育長はどう思うかという御質問であったと思います。議員御指摘のように指導要領にはしっかりこのことについて押さえられております。
 具体的に申し上げますと、小学校の生活科学習におきましては自分と地域の人々、社会及び自然との関わりが具体的に把握できるように学習活動を行うこととしております。また小学校三、四年生の社会科学習におきましては地域の人々の願いを考える手がかりとして、地域に残る文化財や年中行事を調べる学習がございます。人吉市におきましても、社会科学習や社会科学習において、さきに述べたねらいに沿った学習活動が展開されております。また人吉市教育研究所で作成しております社会化の中学年の読本、「私たちの人吉市」において人吉市に残る古いもの調べの中に、おくんち祭りを写真入りで紹介しております。総合的な学習におきましては、人吉市東小学校3年生が「人吉市の名物の学習」として、また人吉西小学校の4年生が「発見人吉私たちのまちの学習」として青井阿蘇神社やおくんち祭りについて調べる学習活動を行っております。このようにお祭りに参加したり、見たり、さらに学習することにより地域の行事や人々に親しみを持ち、ひいては自分の住む地域に愛情を持ち、地元の伝統的な文化のすばらしさを感じる子供を育てることができると思います。
 以上のように、祭りを文化的側面から捉えることは地域の伝統文化、歴史の理解という点から教育的価値は大きいと考えております。

 2番目の御質問、市の文化財の指定基準はどうなっているかという御質問でございますが、まず文化財につきましては、文化財保護法という法律で詳しく規定いたしておりまして、文化財を有形文化財、無形文化財、民俗文化財、記念物、それに伝統的建造物群と定義しております。これらの文化財のうち重要なものを重要文化財、重要無形文化財、史跡、名所、天然記念物などとして国が指定し、重点的な保護の対象といたしております。また近代を中心とした身近な文化財建造物を登録有形文化財に登録して保護に努めております。それに土地に埋蔵されておる文化財、埋蔵文化財と申しておりますが、これも保護の対象となっております。国が指定している文化財のほか、県が指定している文化財、それに市町村がそれぞれしている文化財がございます。

 市の文化財の指定基準でありますが、人吉市文化財保護条例を制定いたしまして、国・県の指定を受けた文化財以外の文化財で市にとって重要なものについては市指定文化財として保護に努めております。また細かな指定基準につきましては、市指定文化財指定基準に関する規則を定めております。
 なお、人吉市が指定しております文化財は、現在、建物、仏堂、鎧、刀などの有形文化財が55件、史跡、名所、天然記念物が12件、無形、民俗文化財が2件、合わせて69件となっております。
以上、お答え申し上げます。
 
○議長(杉本春夫君)
 
ここで、暫時休憩いたします。

午後2時6分 休憩
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午後2時19分 開議
 
○議長(杉本春夫君)

休憩前に引き続き、再開いたします。(「議長、2番。」と呼ぶ者あり)
 2番。

○2番(溝口幸治君)(登壇) 

2回目の質問に入ります。

 人吉温泉の情報公開をという項目では、レジオネラ感染事故に伴う人吉市の実情、行政の対応についてお聞きをいたしました。人吉保健所では9月9日現在人吉球磨での影響はないと、県全体の統一見解を待って公表するかどうか決めると、市としては時機を逸さないように対応したいというようなことでした。もう一度確認の意味も含めてですね、人吉球磨では影響がないというのがわかっていると、しかし中間発表だから全部の集計が終わって、それが9月末になるので、それが終わって県全体の統一見解として発表したいということでしたけど、その人吉市は球磨は影響がないわけですから、それを大々的にやっぱり言ってほしいわけですよね、人吉球磨は影響がないわけですから。しかし県全体の統一見解を待って公開できるものと、公開できないものがあるという言い方でしたけど、その辺も含めてですね、もう一度調査に伴う県というか保健所の考え方、それから市のしっかりとした考え方を再度お聞きをしておきたいと思います。それに関連してですね、新聞報道では9月3日に公衆浴場と旅館業者、それから県の観光協会が主催しますレジオネラ菌についての研修会が行われておりますので、その内容もわかっている範囲で結構ですから、それを含めてですね、もう一度御答弁をお願いしたいと思います。
 それから観光に与える影響、今後の予想も含めてお聞きをしましたけども、観光客から循環がどうかという問い合わせがあっていると、観光人吉のですね、イメージが危惧されるというようなことを答弁をされました。レジオネラ感染はですね、日向だけでなく静岡県、茨城県など全国でも発生をしております。そのほとんどが公共の温泉施設と言われています。その原因はいずれも感染源はですね、循環風呂です。言いかえれば循環風呂でないところはレジオネラ感染の心配はほとんどないと言ってよいのかもしれません。部長の答弁の中に現在人吉には泉源数が72、利用している泉源は48、未利用が24、公衆浴場が30、温泉旅館が18という答弁がされております。そこでこの泉源、浴場がどのような施設なのかを情報公開することが利用する側の不安を取り除けるし、他施設の違いもわかると思いますので、その点について質問をいたします。
 1点目にこの公衆浴場30、温泉旅館の18、全く循環していない施設、完全に循環をしている施設、また一部循環をしている施設、この内訳についてお聞きをいたします。
 2点目に泉源数は72カ所あるということですが、その中に自噴しているもの、そうでないもの、動力で上げているもの、その内訳についてお聞きをします。それから自噴していないものの中で泉源が500メートル以下、1,000メートル以下、1,500メートル以下、それ以上のものの内訳をお答えいただきたいと思います。
 次に循環風呂については塩素を入れて殺菌するように保健所より指導がされているわけです。聞くところによりますと、循環風呂以外にもいわゆる全く循環していない本物の温泉にもできるだけ塩素を入れて殺菌をするような指導がなされているということを聞いておりますが、これは事実なのでしょうか。お答えをいただきたいと思います。

 おくんち祭りについてです。市長に御答弁をいただきました。この地域の最大の祭りでよき伝統が続くように期待をしたいというようなお応えをいただきました。そして教育長からは歴史、伝統、文化を教えるにはよい機会だと思うが、どう考えますかという問いに対しまして、祭りを文化的側面から捉えることが大切だと、そういった機会を生かしていきたいということの御答弁だったと思います。そして文化財の基準については市の文化財の指定基準は人吉市文化財保護条例を制定してやっていると、市にとって重要なものについては市指定文化財として保護に努めていると、また細かな指定基準については市指定文化財指定基準に関する規則を定めているということを御答弁いただきました。
 さて、先ほど申しましたようにおくんち祭りはふるさとの技や心が継承されてきた場所だというふうに私は捉えております。基本理念にありますまちづくりをめざすならば、さまざまな行政の分野でこのおくんち祭りを活用するべきだと私は考えます。まず教育委員会で考えてみますと、現在小学校では10月9日は1時間授業を終えて祭りに参加する学校もあります。そして中には普通の授業をして祭りには全く無関係の学校もございます。学校の先生によっては授業の一環と捉え、見学に来られる学校もあります。もちろん球磨郡からもそういった学校がございます。聞くところによりますと、学校給食ではおくんち祭りの時期には赤飯とツボンシルを出されている、そういった工夫もされていると聞いています。献立をつくられる方に敬意を表したいと、そのように思います。この地域の伝統的な祭りを子供たちに見せたり、あるいは祭りに参加させたり、行列に参加させたり、いろいろ調べものをさせたりするのはそういった体験をさせることは地域に自信と誇りと愛情を持つ子供を育てるにはとてもよい機会だと思います。教育委員会としては、今後この歴史、伝統、文化を教える機会をですね、どのように生かしていこうとお考えになられているのか。その点についてお聞きをしたいと思います。
 次に観光振興の観点からです。経済部長にお聞きをいたします。おくんち祭りはことしで1196回目を迎えます。あと4年で1200年祭を迎えることになります。神社でも実行委員会を組織してこの祭りへ向けて取り組みを始めました。この1200年も続いている神社は全国的にもめずらしいと聞いております。行政として観光振興という観点から具体的にどのような取り組みができますか。このおくんち祭り1200年祭に向けて観光振興という観点から、どのような取り組みができるのか、お聞きをしたいと思います。

以上、2回目を終わります。

○福祉生活部長(堀 秀行君)(登壇)

 
順不同になるかと存じますが、ただいまの溝口議員の御質問にお答えしたいと存じます。

 まず感染防止対策でございますが、熊本県下425の会員で組織する熊本県温泉協会では先般9月3日にグランメッセ熊本におきまして、レジオネラ症防止対策研修会を実施しまして水質管理と清掃の徹底を呼びかけ、適切な衛生管理について指導があっているようでございます。9月5日には熊本テルサにおきまして、同協会の緊急理事会が開催されまして、会員全施設で検査を実施すること。講習会を開いて衛生管理の充実を図ること。さらに協会が認めた適正施設の証明としまして、浴場への表示実施を行うものとして衛生管理体制を強力に推進するということが決定されているようでございます。県の健康福祉部では水質管理や浴槽の消毒、清掃を称しまして安全性を証明できる表示を求めて公表を含め指導体制を強化するということとしています。このような状況の中で、特に来年度からは循環式浴槽を持つ公衆浴場と旅館等対象に最低年間1回以上の全施設への立ち入り検査、事業者側の定期検査、書類の報告、改善指導、そういったものに答えない業者についてはその名前を公表するということで予定しているようでございます。
 それから、人吉市公衆浴場の施設の内訳でございますけれども、人吉市内の循環式浴槽施設の内訳についての御質問ですが、循環式浴槽施設の情報公開につきましては県との連絡調整の中で対応協議が必要となってまいります。現在、保健所におきまして実態調査等の確認作業の最中でありまして、現況におきましては調査取りまとめが9月末までに行えるという見込みでございます。その後地域的な内訳、件数をどこまで公表できるかについては先ほど申し上げましたとおりでございます。県全体の統一見解の中でされるものと推測をしているところでございます。
 それから温泉源72のうち自噴と動力の内訳でございますけれども、保健所の資料によりますと、自噴が4、動力45という現状でございます。
 それからレジオネラ感染調査に伴う県と市の考え方ということで、福祉生活部のサイドからお答えいたしますと、レジオネラ症感染調査に伴う考え方ということでは、公衆温泉浴場や温泉利用施設は人命にかかわるレジオネラ症防止対策に細心の注意を払い、来場者に安心して御利用いただく衛生管理に努めることがまず第一であると考えております。しかしながら、循環式浴槽施設を公表することで事業者によりましては死活問題となることも憂慮されるところでありまして、また地域全体の大きなイメージダウンにも繋がるということも予想されるところでございます。利用者の信頼を得ることができる適正施設を証明する表示など、県及び熊本県温泉協会、関係各課と協議しながら慎重に対応し、検討してまいりたいと思います。そういう意味では球磨地域振興局の人吉保健所と絶えず情報交換をしながら対応をしていきたいというふうに考えているところでございます。
 以上でございます。
 
○経済部長(猪古昭洋君)(登壇)
 
それでは溝口議員の第2回目の御質問にお答えいたします。

 温泉の掘削の深さ、深度についてというようなことでございます。500メートル以下が57件、501メートルから1,000メートル以下が14件、それから1,001メートルから1,500メートル以下が1件、1,501メートル以上がなしと、そういう状況でございます。

 それからレジオネラ感染調査に伴います県と市の考え方ということで、観光面でお答えをいたします。レジオネラ感染症感染に伴う考え方という御質問でございますけれども、公衆温泉浴場や温泉利用施設は人命にかかわるレジオネラ症感染対策に細心の注意を払いながら来場者に安心して御利用いただく衛生管理に努めることが第一であると考えております。しかしながら循環式浴槽施設を公表することで事業者によりましては死活問題になることも憂慮されるところでございまして、また地域全体の大きなイメージダウンに繋がることも予想されるところでございます。先ほど熊本県温泉協会の対応について御説明を若干申し上げたところでございますけれども、利用者の信頼を得ることのできる適正施設を証明する表示など県及び熊本県温泉協会、関係各機関と協議しながら慎重に対応し、検討してまいりたいと存じます。

 それから第3点でございますけども、観光振興という立場からおくんち祭りをどのような視点で具体的にどのように対応できるのかというようなことでございます。おくんち祭りは人吉温泉球磨焼酎祭りと並びまして、本市を代表する2大祭りでございます。人吉温泉球磨焼酎祭りは市民総参加の春の祭りとして既に定着をいたしておりますし、おくんち祭りは歴史と伝統ある地域に密着した秋の祭りとして毎年多くの見物客で賑わい、市街地を練り歩く行列は伝統行事であるとともに観光面から見ましても貴重な資源でございますし、地域活性化に結びつくイベントとなっておるところでございます。このおくんち祭りの歴史、文化、伝統を大切にしながら、地域の特性を生かした人吉ならではの観光振興を強力に展開するため、主催団体並びに人吉温泉観光協会をはじめ関係各団体との連携を十分に図ってまいりたいと考えております。また観光客誘致に寄与する地域の歴史ある伝統行事として位置づけまして、今後もおくんち祭りの発展に努めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
 
○教育長(小林英敏君)(登壇)
 
溝口議員の2回目の質問にお答えいたします。

 地域に自信と誇りと愛情を持つ児童を育てるには子供たちに実際に祭りに参加させ、また見せ、そのような機会を与える必要があるのではないか、教育委員会としてどう対応できるのかという御質問あったと思います。
 さきに述べましたように、祭りについては生活科や社会科及び総合的な学習を中心に学習をいたしております。教育委員会といたしましては、学校にまず第一にその学習においてのねらいを十分に達成できるよう体験的活動を重視しながら授業の充実を図っていただくようお願いしているところでございます。なお、議員も触れられましたが現在の子供たちの祭りの参加状況でございますが、小学校においては町内会や町内の子供会の一員として参加しており、多くの児童が参加する学校では、1ないし2時間授業して放課しております。また、ある学校では、一、二割の参加者のために早退を認め、残りの児童は担任が引率してお祭り見学に行っているところもあります。また小学校の高学年、中学生は鼓笛隊やブラスバンドで特別参加をしております。奉納行事も盛んでお祭りの日に隣接した休日には、剣道、柔道、空手、野球など多くの児童生徒が奉納スポーツ大会に参加をいたしております。さらに子供たちが参加をできるようにするためには、保護者や地域の理解も必要であります。教育委員会は学校と協力し、お祭りの維持、教育とのかかわりについて御理解をいただくよう努力していきたいと思います。
 なお、子供たちをお祭りに参加させることにより、自分たちがつくる祭りの参考とする。また、神幸行列から昔の人々の衣装や生活を知ることができる。祭りを通して地域の人々の労働の努力、また先祖の汗を感じ、それが郷土愛に繋がることになるのではないかと思います。また御神輿を担ぎ、祭りの楽しさ、協力の大切さを知ることにもなります。また、祭りのごちそうから昔の人々の食べ物の工夫やおいしさを感じることもできるのではないかと思います。以上のようにさまざまな体験学習を通し、子供たちに郷土人吉を愛する心を育てることができると考えます。教育委員会は各学校に地域や家庭の実態を十分把握するとともに情報交換を密にし、地域の伝統文化であるおくんち祭りに協力していただくようお願いをしていきたいと考えております。
 以上、お答えいたします。(「議長、2番。」と呼ぶ者あり)
 
○議長(杉本春夫君) 2番。
○2番(溝口幸治君)
 
3回目の質問になります。

 まずおくんち祭りについてからです。今教育長の方に御答弁をいただきました。教育長の子供たちにそういった機会を与えようという気持ちはよくわかりましたので、ぜひ子供たちが出やすい環境をですね、つくっていただきたいと思います。

 それから経済部長には観光振興という観点から御答弁をいただきました。本市を代表する2大祭りである、今後も発展に努力をしていきたいというような前向きの御答弁をいただきました。各行政の分野でですね、ぜひ大いに活用していただきたいと私は思ってます。もちろん神社の祭りでありますから、神社がやるべきこと、もう変えられないものがあるわけですね。神社は神社でやらなければならないこと。しかし、これだけ続いてきた歴史と伝統、文化がある祭りですから、行政が活用できる部分は多いに活用して生かしていく、民間がやられる部分は民間がやっていく、そういった役割分担といいますか、そういったものが大切ではないかと思っております。それが強いてはですね、ふるさとの技と心を継承していく祭りに発展して、そういったつながりが出てくるんじゃないかと思っております。

 最後に、市長におくんち祭りの件でお聞きをしておきたいと思います。先ほどの文化財指定についての御質問をさせていただきました。青井神社では数々の祭礼、そしておくんち祭り1200年の歴史を持つ独特の地域文化をつくり出してきております。今も息づくこれらの地域文化を先人から受け継ぎ、後世に伝えていくことは我々の責務であります。そういった引き継いだものを先ほど教育長にお話ししたように、子供たちにまた我々が引き継いでいく、それが地域の文化だと思っております。その手段としてですね、今回、文化財の指定を私は考えるわけですけども、文化財の指定にも有形とか無形とかいろいろさまざまな問題があるわけですけれど、そこでこの貴重なですね、地域文化を未来に継承していくために文化財を視野に入れてですね、青井阿蘇神社の祭礼、そしておくんち祭りにかかわるものを調査するべきではないかと思います。そのことがやはりこの地域の文化や歴史を見直してですね、それに磨きをかけて新たなまた文化の創造につながるんじゃないかと、それが産業や観光にも結びついていくんじゃないかと思います。ことしは合い言葉にですね、1200年の歴史と人吉球磨の技の継承、心の継承ということで祭りを進めております。この技の継承というのは、私はハードだと思っております。神輿や獅子や行列や貴重な品々がこの技、技の継承、こういったものを引き継いでこられたこの技をまた次の世代に引き継ぐ、これがハード、心の継承、これがソフトだと考えておりますが、この祭りを守り続けて来た人々の思い、そしてこの地域の先人たちの思いや願いをですね、しっかりと大切にしていく、このハードとソフトの両方を大切にしていくためにもぜひ文化財指定を視野に入れて調査をして、文化財指定をして残した方がいいもの、または文化財指定しない方がいいものもあるかもしれません。そういった調査も含めて私は実施するべきだと思いますので、最後に市長にこの点についてお聞きをしたいと思います。

 それから温泉の情報公開の方ですが、循環か循環でないかについては、保健所と連携をして9月末ぐらいにはひょっとしたら答えられる。しかし検討して答えられないかもしれないというような答弁でした。自噴、それから泉源の長さについても御答弁をいただきましたけど、何かその保健所の対応も何かはっきりしないなという気がしております。その塩素の混入については、衛生管理に努める。循環式を公表すれば事業者の死活問題になって観光人吉のイメージダウンにつながると、来年度から厳しく指導に応じないところは公表していくというような答弁でしたけど、私が循環か循環じゃないかにこだわるのはですね、少なくともレジオネラ感染が出たのは完全に循環しているお風呂から出ているのですね、それはもう事実です。またその塩素、塩素は肌の細胞を破壊し、老化を進める大きな原因の一つだとも言われております。特に温泉にですね、大量の塩素を混入してレジオネラ菌が発生しないように努めるというのは大事なことかもしれませんが、その塩素が体に及ぼす影響、こういった視点はひょっとしたら今の保健所の指導、市の考え方からは欠落しているんじゃないかと、温泉は本来健康になるためにあることを忘れてはいけないんじゃないかなというふうに思います。もともと病を治すために温泉はあるわけですけど、温泉に入って塩素がたくさん入ってですね、そのレジオネラ菌がでないようにということで多量の塩素を入れた、そのお風呂に入って体から塩素を吸収して、その皮膚や体内から吸収するわけですから、体にはよくないと私は考えるんです。そういったものも含めてですね、保健所の対応、人吉温泉の定義は先ほど御説明いただきましたけれど、私は委員会でも何回もこれの問題は言ってますが、温泉の枯渇の問題、そして泉源の確保の問題、今回の情報の出し方、そういった問題も含めてですね、人吉温泉がどうあるべきか、人吉温泉をどうするべきかといった確固たるもの、考え方がしっかりしていない。保健所の対応を見ておりますと何となく人吉じゃ影響ないけど熊本県全体の統一見解でしか出せないと、何かこう事なかれ主義というか、そういった対応に終始しているような気がいたします。その点について、もう一度ですね、これは経済部長でしょうか、それとも堀部長でしょうか、どちらでも構いませんけど、人吉市としてどう考えるのか、その辺もお聞きをしたいと思います。
 それとですね、私がこだわっています循環か、そうでないか、自噴ではどれくらいのメートル、自噴というのは少なかったですが、動力ではどれぐらいからくみ上げているかと、これはもう公表しているところもありますけれども、そういった循環か、そうでないかをですね、公表していくということこそ、今必要なんじゃないでしょうか。観光地を選ぶのはあくまでもお客さんです。こちらがそういったものをごまかしてですね、来ていただくという考え方自体がやはり限界に来ているんじゃないかと思います。今いろいろ問題になっております数々の偽装事件もですね、そういったところから始まっているんじゃないかと思いますので、もちろん公表すれば事業者の死活問題にはかかわるかもしれません。しかし、まじめに真っ当にやっている温泉はどうなるんでしょうか。そういったものも含めてですね、しっかりとした情報公開をするということを考えておりますので、この点については猪古部長の方にお聞きをしたいと思います。

 それから、この情報公開をする手段としてですね、人吉でつくるパンフレットがあります。旬夏秋冬キャンペーンからいろいろ観光協会でつくるパンフレット、こういったものにもですね、循環か、循環かでない、そういったものを明記する時期に来ているんじゃないかと私は考えますが、この点についても経済部長にお聞きをしたいと思います。
 以上、3回目を終わります。

○市長(福永浩介君)(登壇)
 
 おくんち祭りのことについて、基本的にここで確認しておきたいことがあります。それは政教分離ということでございまして、先ほど溝口議員の最初の御質問の中に観光協会を通して200万円の補助を出していると、こういうことでございまして、私も就任以来おくんち祭りにいろいろかかわり合ってまいりましたけども、常に政教分離ということが念頭から離れないわけであります。隔靴掻痒、靴の底から足の裏をかくと、こういうようなことで歯がゆい思いがするわけでありますが、これはもう全国的に裁判沙汰になったりする例が多々ございまして、その辺のことはきちんとわきまえて話をしていく必要があります。よって文化財の指定でございますが、八代の妙見祭の行列も文化財に指定されたというようなことを教育委員会から報告を受けましたが、そういうような前例もあるわけでございますので、そのようなことを十分念頭に入れながら調査をしていくということについてはいいことだと思います。先ほどからあと4年で1200年祭ということでございますと、相良さんが入城されて700年、800年ということですけども、それ以前に青井さんのそういうお祭りがなされていたということは、私たちが今触れられる人吉球磨地方の歴史という点におきましては一番古いものかなと思いますし、せっかく1200年祭というのがあと4年、これもあっという間に来る4年間だと思いますが、そういうときにひとつどかんと一発ですね、大きなこれも政教分離を十分考えませんといけませんけども、予算的にもですね、思い切って相談をしてやってみようというのも一つの方法ではないでしょうか。それこそ先ほど教育長のお答えにもありましたけど、子供たちに思い出させる、あるいは等しくここに住む人たちが地域に自信と誇りと愛情を持つというようなものには何かしら大きなきっかけが必要でございまして、そういったものを一番歴史のあるおくんち祭りで実現をするというようなことは決して意味のないことではないと考えますので、ひとつそのようなことも先ほど申しました政教分離というような範疇においてですね、許される範囲内でもって、ひとつ大がかりな計画をやってみたらどうかと、このように感じた次第でございます。
 
○経済部長(猪古昭洋君)(登壇)

 
それでは溝口議員の第3回目の御質問にお答えいたします。

 人吉温泉の情報化といったことで今後どういうふうに考えるかというようなことでございますけれども、人吉市内におきましては、温泉の枯渇といった深刻な問題、特に上総堀り泉源の湧出量の減少、それから温度の低下といったこういう現況が表れてきておりまして、非常に危機感を持っておるところでございます。本市の観光の発展に貢献してきました貴重な地域資源でございます温泉の保全は地域全体の大きな課題であると同時に塩素混入成分による判別、それから循環式、濾過式等の施設の区別、こういったものの明確化を行うということはそれぞれの立場で今後十分議論をしなければならないと思いますが、しかしながら線引きによるプラスマイナス、こういったものを想定した場合、地域の振興、それから活性化を図る上で非常にリスクが高いものでございますし、関係各機関団体との時間をかけた検討、協議を重ねることは当然必要でございます。
 さらにレジオネラ症防止対策につきましても、地域全体が一丸となって取り組んでいかなければならない課題だと思っております。
 以上でございます。
 
○議長(杉本春夫君) 2番。
○2番(溝口幸治君)
 
すみません、もう1回整理しておきますけど、人吉球磨ではレジオネラ感染はなかったんですよね、ないんですよね。報告がですね、何か一丸となって取り組んでいくと言われますと何かあったような錯覚を起こすわけですけど、人吉球磨ではなかったというのは保健所からはっきりした回答があっているんですよね。防止対策をとっていくということですか。
 何となくですね、そのわざわざここに保健所があるわけですから、ここで人吉球磨のを調べたのなら、それをはっきり出すべきですよ。やっぱり、なかったなら、なかった。循環は循環、循環でないところはないところ。もっと言うと、温泉だけではなくていろいろな福祉施設とか、そういうところはまた問題があるかもしれませんよね。そういったところはまたいろいろ調査をせんといかんかもしれませんが、少なくとも総合計画でもうたってあります、温泉、球磨川下り、球磨焼酎、この地域資源を生かしていくんだと、今後もこの3要素の魅力を高めることが必要であり、関係団体と連携を図り環境の整備やPRに努めると、総合計画の中でもうたってあるわけですね、じゃあ、人吉温泉のイメージの回復にもやっぱり努めないかんと思うんです。今、レジオネラ感染が出たおかげで温泉はあぶなかばい、そういう話があるとですよね、確かに。しかし、人吉の温泉は少なくとも循環がどれだけで循環でないところはどれだけありますと、ですから安心ですとか、そういった人吉球磨にはありませんでしたと、レジオネラ感染は。それを出していかないといかんちゃなかですか。県が統一見解を出すまで待つ必要があるんでしょうか。県は県全体を見回して当たり障りのないこと、そういった事なかれ主義の結果を出すような雰囲気ですよね、今の答えでは。そうではなくて、しっかりとした人吉市の情報公開が必要だと、私はそのように考えております。
 私たち日本人にとっては温泉は特にこの地域では空気や水のような存在だと思うんですね。昔もその温泉は病を癒す場であって、その効能を目的として温泉を選ぶ方もたくさんいると思います。また、温泉には心身の癒しや安らぎを求める方々もおられますし、そういった欲求にどこまで人吉市が答えられるのか、人吉市の温泉が答えられるのか。そのためにも先ほど言った情報公開が私は必要だと思います。全国的にですね、どこに行っても今公共の温泉施設があります。しかし見てみると湯舟からあふれ出ない循環の施設が多いわけです。この近隣を見回してもですね、第3セクターの公共温泉が温泉施設がふえております。それが循環であるか、循環でないかは皆さん方ご存じのとおりですが、私は循環が悪いと言っているんじゃないんです。その循環風呂には塩素を入れて殺菌をしますよと、その塩素が体に少なくともいい影響を与えませんと、ですからその本物の温泉か、塩素を入れた塩素殺菌循環風呂、そういったものだという違いをですね、やはり入る方に情報を公開せないかん。それでお客さんが、その温泉に入ってですね、循環風呂に入られて体が癒されて安らぎを得られれば、それはそれで構わないわけです。お客さんが選ぶんですよ。しかし、人吉市内のですね、まじめな公衆浴場などはですね、本物の温泉を提供しているにもかかわらず、その循環風呂と同じように見られる。何かそれには腑に落ちない、悪貨が良貨を駆逐するじゃありませんが、そういった言葉が当てはまるような気もいたします。ですから人吉温泉がしっかりとした定義を持ってですね、人吉温泉の保護はどうするんだと、温泉の活用はどうするんだと、人吉温泉はこういった温泉ですよという情報公開をして、ほかの温泉地や施設との違いを出さないと、これから先人吉温泉は私は残っていかないんじゃないかと、そのように考えます。
 最後に、市長にですね、そのあたりの見解といいますか、市長の考えをお聞きしたいと思いますが、その祭りと一緒でこの温泉もですね、先人たちが貴重な資源を守って我々に残してくれたわけです。じゃあ、我々はこの資源を後世に残さなければならない。こういった時期にはやはり行政と民間でですね、一緒になって対応を協議する時期に来ていると思います。猪古部長は先ほど関係者と協議してやりますと言われましたけれども、何回も私は委員会でお話をしております。建設部長、経済部長にお話をしております。その進捗状況が全く感じられません。きょうも同じ答弁でした。もう何回目でしょうか。本気にやろうと思うならば、今こういう取り組みをやっていますぐらいの答弁がきょうあったはずです。ずいぶん前から申し上げております。そのこともよく肝に銘じていただいてですね、当たっていただきたいと思います。最後に市長のお考えをお聞きしておきたいと思います。
 
○市長(福永浩介君)(登壇)
 
 先ほど部長のお答えの中にも人吉市内ではレジオネラ菌による事故は0だったというようなお答えを申し上げました。人吉市の温泉は安全であるというふうなことは、私、市長の責任において明確に申し上げておきます。(「議事進行。」と呼ぶ者あり)
 
○議長(杉本春夫君) 14番。
 
○議長(杉本春夫君)
 
14番に申し上げます。現在、一般質問の通告があって質問してますので、今のは14番議員の個人的な考えでしょうから、この場では答弁は差し控えます。