日々雑感みぞぐち幸治のひとり言

市町村合併の議論は避けては通れない

2008年6月25日 (水) 13:43

午後1時45分。県議会棟でキーボードを叩く。
今回、「市町村合併について」も一般質問を行った。
私は将来、道州制になろうが、なるまいが、基礎的自治体の体力強化は急務であると考える。
そのような中、私が住んでいる人吉球磨地域は同じ文化圏でありながら、これまで一度も真剣に地域全体で合併に向けた議論を行ってきたことが無い極めて稀な地域である。

合併するか、いないか、は別にして「人吉球磨が将来どうあるべきか」についてはしかるべき立場の方々で議論することは当然のことと考える。
そこで、今回、熊本県の新しいリーダーである蒲島知事に市町村合併についてどう考えるか?
特に、人吉球磨地域についてどのように考えるのか?質問を行った。

知事の答弁は、「人口1万人未満の小規模町村にとっては、行財政基盤を強化する上で、合併は極めて有効な手段といえる。
また、合併は、地域が持つ観光や産業などの様々な資源を一体化し競争力を高めるものである。
人吉球磨地域は生活圏の一体化、豊かな自然、伝統文化や特産品等を有していることから、地域が一体となって、人吉藩が復興するような気概で合併に取組まれることを期待する。
今後、私が汗をかくことで、合併議論が進むのなら、機会を捉えて市町村長に直接働きかけたいと考えている。」

今回の答弁は、人吉球磨に限らず、県内の市町村で合併に向けて議論が必要な地域には明確なメッセージとして伝わったと思う。
また、このメッセージの裏には「地元の県議がどれだけ汗をかくのか?見てみたい」という裏メッセージがあったのではないかと推測する。

口で言うほど合併に向けた議論が開始されるのは容易ではないと思っている。
「人吉球磨地域に住む方々が幸せが実感できる地域を創っていく」その手段として合併も選択肢の一つだ。
その選択肢を全く議論しないことはあってはならないと思っている。
また、この問題は人吉球磨に住む一人一人が考える重要な問題でもあることを忘れてはならない。