日々雑感みぞぐち幸治のひとり言

土砂撤去

2021年3月24日 (水) 06:41

おはようございます。
毎日、人吉市内では多くの大型トラックとすれ違います。その理由は防災の観点から、今年の梅雨時期までに、溜まった土砂を取り除く工事が急ピッチで進んでいるからです。球磨川、その支流の胸川、万江川、山田川、その支流の鬼木川などを見ていると堆積している土砂は膨大な量ですが、地域住民の皆様に少しでも安心してもらうためには必要な工事です。工事関係者の皆様には本当にお世話になります。ありがとうございます。

観光の観点からは球磨川下りの航路の確保も重要です。国土交通省からの説明では、球磨川下りが再開する予定の7月に向けて、発船場からくまりばまでは工事が進むと聞いています。こちらも大変、有難いことです。

ただ残念なこともあります。これは私の説明不足、段取り不足、力足らずの結果ですが、発船場付近でのカヌーの練習する環境が整わなかったことです。カヌー部は球磨工業高校と人吉高校にあるのですが、毎年、全国優勝を狙える高校です。昨年の豪雨災害時には部室も被災し、カヌーの道具も被災したにもかかわらず、献身的なボランティアを続け復旧作業に汗をかいてくれました。高校生は今年の春になったら球磨川で練習できると期待していたはずですが、残念ながら、その期待には応えることができないようです。

カヌーの練習場は水深が浅くなっているのと大きな石がいくつも水面スレスレのところにあるようです。これを工事するとなると、重機を入れるために水の流れを変えたり、様々な困難が作業があるようです。もちろん球磨川漁協の同意も必要になるでしょう。簡単に河川掘削といっても現実的には大変厳しいようです。今年がラストの高校生には大変、申し訳ないと思いますが、来年に向けて関係者と協議を進めて行きたいと考えています。