日々雑感みぞぐち幸治のひとり言

日本国の宝となった青井神社

2008年4月18日 (金) 16:02

午後4時。神社からレポート。
境内にはマスコミの方が多数こられ取材を行っている。
NHKは生放送の準備で大勢のスタッフが待機していたが、宮司を交えリハーサルを開始。
空にはペリコプターが・・・
今夜のニュースと明日の朝刊が楽しみだ。

まず、国宝の指定基準は「重要文化財のうち極めて優秀で、かつ、文化史的意義の特に深いもの」だそうだ。
今回、国宝として評価された点は
(1)青井阿蘇神社の社殿群は、相良氏の発起により慶長15年(1609年)から同18年(1613年)にかけて計画的に造営されたもので、統一的意匠を持ち、完成度も高い建造物であること。

(2)各社殿は、急勾配の茅葺(かやぶき)屋根、黒漆塗りと赤漆塗を併用する技法、木鼻等の意匠に中世球磨地方の建造物の伝統を継承しつつも、カザリ金具の意匠にみられるような桃山期の華麗な装飾性も取り入れ、近世の球磨地方における社寺建築の手本となっている。

(3)本殿前面の雲龍など要所を飾る秀麗な彫刻、特異は幣拝殿形式などは、広く南九州にその影響が認められ、南九州における近世神社建築の発展において、深い文化史的意義が認められた。とのこと。

熊本県に所在する文化財として初の国宝になる。
携帯に電話やメールが殺到している。この続きはまた後で。