日々雑感みぞぐち幸治のひとり言

母なる球磨川には大切なものがいっぱい

2008年4月30日 (水) 18:41

鮎放流午後6時40分。自宅でパソコンを立ち上げる。
先日、熊本県建設業協会人吉支部が球磨川に鮎を放流したことを現場からレポートした。

以前は、漁協組合だけが放流をするようなイメージだった。
しかし、建設業の方々は、これまでも漁協に自然環境保護の名目で工事金額のおおむね3%を協賛金として払ってこられた事実(現在は中断中)があり、結果的には漁協に協力をして鮎の放流にも携わってきたことになる。

昨年からは、協賛金の件が中断していることもあり、建設業協会の方々が自ら鮎を放流することとなった。

このことはかえって、建設業協会も球磨川の自然環境保護に取組んでいることがPRできて良かったのではないかと思う。

今日、蒲島知事が有識者会議のメンバーを公表された。
                  鮎放流                  これから9月まで、色々な角度から議論がなされることだろう
鮎をはじめ魚族の保護も大切、自然も大切、球摩川の清流を残すことも大切、しかし、何より大切なことは、流域住民の生命、身体、財産を守ることだと思う。

「洪水になる前に非難すればいい」等と、無責任なことは言う人がいるようだが、避難勧告が出され、非難した住民の声を聞き、住民の不安そうな表情、恐怖に怯え、非難した時の話を聞かされた私はとてもじゃないが、そんなことは言えない。

球磨川流域の治水対策は、「科学的、合理的な根拠がある治水対策」このことが最も大切な視点だ。
今日、メンバーが公表された有識者が会議、日本のトップの議論を注意深く見守りたい。