日々雑感みぞぐち幸治のひとり言

国は毅然とした対応を

2010年9月22日 (水) 17:24

沖縄県尖閣諸島付近の日本領海内で起きた中国漁船が海上保安庁の巡

視船に衝突した事件について書いておく。

事件は発生後、中国政府はいつものように国内向けには偏った情報を垂れ

流し、日本政府にはいつものごとく色々とイチャモンをつけたり、観光客を送

り込まない等の恫喝行為や脅し透かし等など、予想される抵抗を続けている

が、あんまり論理的ではない。

そもそも今回の事件は日本領海内で起こったということ。

尖閣諸島は、1885年以降政府が沖縄県当局を通ずる等の方法により再三

にわたり現地調査を行ない、単にこれが無人島であるのみならず、清国の

支配が及んでいる痕跡がないことを慎重確認の上、1895年1月14日に現

地に標杭を建設する旨の閣議決定を行なって正式にわが国の領土に編入

することとしたものです。(外務省 尖閣諸島の領有権についての基本見解

より抜粋

また、中国漁船が意図的に巡視船にぶつかってきた可能性が高いというこ

と。(中国漁船の船長は公務執行妨害で逮捕)

このようなことを冷静に考えれば中国に問題があることは明らかである。

しかしながら残念なことに日本政府から中国政府あるいは世界に対して日

本が現在、行っている逮捕した船長の取り調べは正当性があることの主張

が足りないように思う。

それに加えて、国会が閉会中であっても、このような重要な問題は委員会を

開催し審議すべきであるのに委員会を開かない政府与党の姿勢に強い憤り

を感じると共に、中国政府にも間違ったメッセージを発しているのではないか

と危惧するところである。

国会での議論は国会議員にゆだねるしかないが、我々、地方議員はこのよ

うな時には国に対して意見書を提出する手段がある。

幸い県議会開会中なので、是非、このような国政に関わる重要な問題も仲

間と共に議論し対応を協議したい。

とにかく、日本政府は最後まで毅然とした対応が必要だ。

間違いなく、中国は現政権の足元を見ている!