日々雑感みぞぐち幸治のひとり言

1日も早く街を綺麗にしたい

2020年7月22日 (水) 05:18

おはようございます。今朝は「1日も早く街を綺麗にしたい」そんな思いを持ちながら書いています。

大きな課題の一つに災害廃棄物処理があります。水害の後、皆さん、必死で家財道具や什器備品、書類などを建物の中から出して仮置き場等に搬出されました。しかし、高齢者やトラック等が手配できずに搬出困難な方がいるのも事実です。

現在、人吉市では可燃物が腐敗しないようにとの思いから、日頃、業務に当たっている事業者は通常の2倍を回収、それに加え、熊本市や民間事業者のご協力を得て1日平均8台の収集車が回収に当たっています。まだまだ回収車両の増強を図る必要がありますので、近隣の自治体はもちろん、ご協力いただける自治体を必死に探しているところです。

それに加え、道路等にある、いわゆる搬出困難なゴミについても災害協定等に基づく団体等へ協力を依頼しているところです。とにかく災害廃棄物処理の加速化に向けて取り組みを進めていきますので、市民の皆さん、ボランティアの皆さん、できるだけ分別しておいてください。そしてできる方は協力して仮置き場に持ち込んで下さい。お願いします。

また、高齢者や障害者の自宅や不在の方の建物の中の家財道具等の搬出も課題です。ボランティアセンターにも依頼が殺到していると聞いていますので、この対応も必要になってきます。

その次に待っているのは、8月は入ってから罹災証明書が発行されるといよいよ解体や修理が始まります。それが仮置き場に持ち込まれることになりますので、現在、仮置き場に持ち込まれた災害ゴミを破砕機等で処理しながら搬出しなければなりません。

搬出先も人吉球磨クリープラザだけではなく、熊本市や近隣の自治体等にお願いして行かなければなりません。それに加え、悪臭等でご迷惑をおかけしている地域の方々へ対応も必要です。行政としてやるべきことが山ほどあります。

しかし、市民の皆さんにもできることがあります。それが分別です。しっかり分けて持ち込めば、それだけスムーズに処理できます。スムーズに処理できるということは財政負担を軽減できるということです。財政負担を軽減できるということは市民一人一人の負担額が結果的に減るということです。

昨日、小泉環境大臣が記者会見で我々がお願いしていた半壊以上を公費解体の対象にすること、災害廃棄物処理の自治体負担の最小化については、全て対応する旨の発言がありました。被災地にとって、誠に有難いことです。

お陰様で市民の皆様の分別意識は高まっています。恥ずかしながら私自身もその一人です。しかし、どうしても分別できない土砂混じりのゴミも存在します。それは最後はなんとかします。

1日も早く人吉市の街を綺麗にして、次のステップに移りましょう。

PS 写真は先日、熊本市内からボランティアに来ていただいた友人から頂いたものです。

「雲外蒼天」(うんがいそうてん)

目の前の困難を努力して乗り越えれば、そこには青い空が待っているという励ましの言葉です。手書きの書、私に勇気と力を与えてくれました。ありがとうございます。