日々雑感みぞぐち幸治のひとり言

組織は人なり

2020年8月18日 (火) 07:14

おはようございます。

日中は恐ろしいほど暑いですが、早朝は涼しくて、秋に向かって季節が移り変わって行くのが感じられます。まだまだ猛暑が続きそうですので、作業時は熱中症には十分気をつけて活動して下さい。

さて、 熊本県は、県庁の各部局が一体となって、被災地の復旧・復興を迅速かつ強力に 推進するため、令和2年7月豪雨に係る「復旧・復興本部」を設置しました。

それに合わせて、すまいや生活、なりわいの再建をめざし、その基盤となる集落再生や防災を念頭に置いたまちづくりなどの多くの課題に対応していくため、企画振興部に「県南復興局」を新設。

県南復興局では・ 復旧・復興本部、くまもと復旧・復興有識者会議の運営 ・ 復旧・復興プランの策定及び進捗管理・ 豪雨災害に伴う県南地域の市街地・集落再生支援・ ライフライン、交通等の復旧に向けた取組みの調整・ 球磨川流域の治水対策の検証等に集中的に取り組むことになります。

ここまでが昨日、県から発表された内容です。

県南復興局が設置されるとの報道以降、復興局ができるのは有難いが、なんで人吉球磨に、あるいは八代に設置されないのか?との問い合わせがありますので発災以来の県の動きについて私が知る範囲でお答えします。

発災当初から人吉市には熊本地震の経験を持つ、優秀で押しの強い県職員を筆頭に、何人もの県職員が派遣されています。

人吉市役所も初めての経験で混乱し、戸惑う中に国や県との調整、市役所内の対応、市役所で対応できない部分の人の手当、避難所運営、大混乱後の仮置き場の設置、運営、土砂やゴミの撤去、などなど、多岐に渡り仕事をしています。

まさに被災地の現場で人吉市役所の職員と同じように汗をかいてきました。現在、人吉市には4月から県職員が2年間の任期で派遣されていますので、それに加え、今後も必要な部署には優秀な人材を派遣することになります。(但し、人吉市が要望すればの話です。)

私が今後、注目するのは復旧・復興本部、復興局、地域振興局、そして被災を受けた自治体がいかに連携して復旧、復興、そして再興に向かって進んでいくのか?組織を作っても人材がいなければ組織は動かない、今回、災害対応を通じて強く感じるところです。

誰がそのポジションに責任を持って、復旧、復興、そして再興に向けて小さなしきたりや風習を一掃して前に進むのか、私はそんな気持ちを持った職員は全力で支えたいと思います。

また人吉市役所もこれまでの文化を見直し、新しい組織に生まれ変わるチャンスです。優秀な職員、人吉市を愛する職員も沢山います。国の支援、県の支援を最大限受けるためには新しい人材を組織に入れなければ変わらないと感じています。

「市政は市民のためにある」私も人吉市代表の県議会議員として市長をはじめとする人吉市役所の職員と一緒に頑張ります。