日々雑感みぞぐち幸治のひとり言
大雨災害に関する対応
2025年8月25日 (月) 13:20
久しぶりの投稿になります。熊本県の一部では8月6日から11日にかけて平年の8月雨量の3倍を超える記録的な大雨が降りました。この災害で4名がなくなり1名が安否不明、5,000棟以上が床上・床下浸水が発生しました。それに加えて道路、河川、農地。農業用施設、公共交通、医療、社会福祉施設、教育施設等の社会インフラや商工業、農林水産業、観光業等に甚大な被害が発生しています。
早速、我々は県選出国会議員、木村知事を始めとする県幹部、自民党、公明党の県議団幹部との意見交換会が開かれました。これは今回の災害被害を受けて国にどのような支援をお願いしていくのを整理する会議です。主な内容は
- 線状降水帯による被害に対する新たな支援制度の構築
- 激甚災害(本激)等の早期指定及び財政支援
- 公共土木施設等の早期復旧
- 肥薩おれんじ鉄道の不全線復旧と通区間の代替えバス等の通学支援
- 路線バス・タクシー事業者への財政支援
- 医療・福祉施設等の災害復旧費補助金の補助対象となっていない設備への支援
- 応急仮設住宅入居の対象拡大(準半壊床下10センチ未満への対応)
- 被災企業への施設・設備の復旧のための補助制度の創設
この他にも農家の営農意欲が減退しないような支援策など、多岐にわたる支援を政府に要望する予定です。
線状降水帯の災害は短時間で局地的に被害が出るために従来の台風や洪水、地震等の面的に災害被害が出る訳ではないために今までの制度では対応が十分ではないと感じています。新たな支援制度の構築がポイントとなりますが、熊本県以外の地域での線状降水帯発生後の被害状況等をしっかりと調査、分析していくことが求められそうです。私も役目をしっかりと果たしていきます。