日々雑感みぞぐち幸治のひとり言
9月定例熊本県議会が開会
2025年9月16日 (火) 14:05
本日は木村知事から議案説明がありましたので要約してお伝えします。
提出された議案は57件 報告は34件です。
(1)8月10日からの大雨による災害への対応について
8月10日から11日にかけて発生した線状降水帯による記録的な大雨により4名がの尊い命が失われ、安否不明が1名。県内各地で9千棟をこえる住家被害。
道路や河川などの公共土木、排水機場などの農地・農業用施設、公共交通、医療、社会福祉施設、教育施設など社会インフラも損壊し、
商工業、農林水産業、観光業等の各方面においても甚大な被害が発生。
先月28日には、県、県議会、県選出国会議員と共に政府に緊急要望を実施。災害に対応するために直ちに必要な経費86億円を専決処分。
今定例県議会には本格復旧に向けた調査・設計費なども計上。今後も必要な予算については迅速かつ適切に追加提案していく。
(2)球磨川流域の創造的復興と「緑の流域治水」の推進について
国の令和8年当初予算の概算要求に、ダム本体工事の準備に必要な予算が盛り込まれた。
予定されている令和9年度の本体工事の着工、さらには令和17年度の完成に向けて、国において着実に取組みが進むよう、働きかけていく。
県としても、住民に見える形で復旧・復興を実感いただけるように、球磨川流域の創造的復興と「緑の流域治水」の推進、さらには五木村、相良村の振興に、着実に取組んでいく。
(3)半導体関連産業の更なる集積について
「くまもとサイエンスパーク推進ビジョン」の実現に向けて、県と連携して事業を推進する民間事業者の公募を開始。サイエンスパークの中核となる産学官連携拠点を早期に具体化できるよう、取組みを進める。
セミコンテクノパーク周辺の渋滞解消に向けて、「大津植木線多車線化」及び」「合志インターチェンジアクセス道路」について9月23日に着工。
8月1日に「九州の水を育む阿蘇の守り手基金」を設置。
(4)スポーツ施設の整備に係る検討会について
公民連携によるスポーツ施設整備に関する検討会議での議論を経て、提言書が提出されている。それを踏まえて今定例会中には方向性を示したい。
議案については、一般会計補正予算は49億の増額補正。これを加えると今年度予算は8,675億円となります。
22日から代表質問、一般質問が行われ本格的な議論がスタートします。
ぜひ、熊本県議会インターネット中継をご覧ください。
https://www.pref.kumamoto.jp/site/gikai/list6-29.html
毎年、この時期は青井阿蘇神社例大祭おくんち祭に向けた準備も始まり、なかなかハードな日々なのですが、
今年は自民党総裁選挙も重なりますので更に充実した日々になりそうです。