日々雑感みぞぐち幸治のひとり言

拉致問題の進展に期待しかし慎重に

2008年6月13日 (金) 07:22

午前7時20分。自宅でパソコンのキーボードを叩く。
新聞報道によれば、日本と北朝鮮は北京で公式実務者協議を行い、その結果については13日に内容を明らかにするとこのとである。
また、その協議の内容には北朝鮮が日本人拉致問題に関する考え方を表明し、何らかの進展があったようなことも報道されている。

北朝鮮による拉致問題については「北朝鮮による国家的犯罪、テロ行為であり、絶対に許してはならない、また、拉致されたすべての日本人を取り戻すために、日本政府は毅然とした対応を示すべきだ」と常々考えている。
熊本県議会にも「北朝鮮に拉致された日本人を救う熊本県議会議員の会」が組織され、私も事務局長を務めている。

そのようなこともあり、今回の一般質問でも拉致問題についてヒアリングを行った。
直接の窓口は国際課、人権関係は知事部局と教育庁にそれぞれ分かれている。
数年前からすると劇的に対応は変わった。(良くなった)

北朝鮮と言う訳の分からない国を相手に交渉することは本当に大変だろう。
政府の担当者には心から敬意を表したい。
我々にできることは、常にこの拉致問題を忘れない、拉致された日本人が一人残らず帰ってくるまで日本の国民は決して許さないというメッセージを世界に向けて発信し続けることである。

しかし、拉致問題の進展には期待しながらも、日本政府の安易な妥協があってはならない。
普通の国ではない北朝鮮にはこれまでも何度もだまされた。
政権末期のアメリカの最近の動向も気になることだが、交渉には慎重であってほしいとも思う。