日々雑感みぞぐち幸治のひとり言

熊本県五木村振興推進条例

2008年12月19日 (金) 23:39

熊本県五木村振興推進条例
 
 昭和41年に発表された川辺川ダム建設計画の推進に伴い、五木村は村の中心部の移転を余儀なくされるなど、大きな影響を受けてきた。
 このため、国、県及び五木村は、公共事業をはじめとする各種施策を推進し、生活環境及び産業基盤の整備に取り組んできたが、このような取組にもかかわらず、五木村においては急速に少子高齢化及び過疎化が進行している状況にある。
 これは、まさに五木村が国及び県の政策に一方的に翻弄されてきた結果である。
 このような状況の下、これまでダム建設を強く推進してきた国及び県は、五木村が地方公共団体として危機的状況にあることを深く認識し、五木村の振興に最大限努力していく責務がある。
 ここに、五木村の振興を県政の重要課題と位置付け、その推進を図るため、この条例を制定する。
 
 (目的)
第1条 この条例は、川辺川ダム建設計画により大きな影響を受けてきた五木村の振興に 寄与することを目的とする。
 
 (体制の整備)
第2条 県は、五木村の振興に取り組むため、必要な体制の整備に努めるものとする。
 
 (振興計画の策定)
第3条 県は、五木村の振興を効果的に推進するための計画(以下「振興計画」という。) を策定するものとする。
 
 (財政上の措置)
第4条 県は、前条の振興計画を実施するため、必要な財政上の措置を講ずるよう努める ものとする。 
 
 (国への要請)
第5条 県は、五木村の振興に係る課題が、国の施策及び予算へ反映されるよう、国に対 して提案及び要請を行うものとする。
 
   附 則
1 この条例は、公布の日から施行する。
2 県は、この条例の施行後おおむね5年を超えない期間に、社会経済状況の変化等を勘 案して、この条例について必要な見直しを行うものとする。

これが12月定例会で議員提案で制定した条例。
条例を作ったからといって安心してはいられない。

来年度予算の獲得に向け、金子やすし副大臣も汗を流している。
我々も全力で取組む