日々雑感みぞぐち幸治のひとり言

治水対策は継続

2021年6月2日 (水) 08:15

おはようございます。昨日、県から令和2年7月豪雨により県管理河川に堆積した土砂の撤去が完了しましたとの報道関係に提供する資料がメールで届きました。

この図を見ても球磨川流域はずば抜けて多かったことが分かります。担当した県職員並びに建設業の方々のご尽力に心より感謝いたします。ありがとうございました。

ただ、地元住民からすれば「物足りないなあ」「これで大丈夫なのか」との不安な声が多数です。

例えばこの写真は二代目前の橋から撮った山田川の写真ですが、

浸水した地域を流れるところでも堆積したままです。山田川と球磨川の合流地点もこんな状態です。

敢えて写真はアップしませんが、山田川に流れ込む支流の鬼木川は全くの手付かずです。先日の豪雨以降、河川からの農業用水に取り入れるところの堆積土砂の撤去の要望を受けていますが、それらの河川も同じような状況のところもあります。

昨日、頂いた資料によれば、「特に緊急で撤去が必要な土砂量を計測して、5月末までに撤去したこと」「今後とも、河川の流下能力の維持・向上に向け、河川掘削に取り組んで参ります」と記載してありますので、その言葉を信じて、私自身も国、県、市に働きかけて行きたいと思います。

今回、改めて地域住民に安全安心を実感してもらうためには、ただ単に科学的に治水安全度を高めるだけではなく、目に見える形で精神的にも安心してもらう対策が必要であることを痛感しています。球磨川流域の治水対策は始まったばかり、まだまだ続きます。